小さいときに好きな食べ物は?と聞かれると
鰻!と必ず答えていたっけ
今ほど簡単に子供が、鰻とか鮪とか食べさせてもらえない時代。何か事がない限り鰻なんぞは食べさせてもらえないものでした。でも、やっぱり鰻を食べに行くことが決まっていた日は朝からそわそわしていい子にしていました。それも、東北の短い夏の数えるほどの回数だったから余計です。
こだわりのグルメではないので都内のおいしい鰻屋を一回りしてうんちくを語るほどではないので、最近は浦安魚市場内の山安商店の鰻を食べることが多いです。独特のプリプリ感は、目の前でさばいていることと蒸さないためかと思います。詳しいその辺の事情は尋ねてみたいと思っているのですが。まぁいつも忙しそうなので遠慮してます。
今日も長蛇の列、結局二時間待ち...
実は昨日も市場に鰻目当てだったんですが、8:30、目の前で売り切れ。相当落胆してしまい、数分間無言。「たかだか鰻じゃないのぉ!」とママボリンケンが慰めるのにも子供みたいに拗ねてしまいました。今日は、ママボリンケンが撮影のために早朝出勤するので、浦安まで一緒に行きその足で市場へ。そして、よっちゃん食堂で朝ご飯...の、つもりだったんですが、6:00の段階でもう25人待ち。次々と焼けているので20分ぐらいでしょ...と思っていましたが、それが甘かった。どうやら、卸や特別注文の方が最優先で小売りは後回し。いっこうに進まない列、鰻の煙で全身が燻され、太陽の日射しもジリジリ。サービスの飲料水を飲みながら待つこと二時間(詳しくは2:16)。
鰻のまむし、これが食べたかったんだ
炊きたてのご飯をどんぶりに、ご飯の上に少しの山椒(ご飯にかけると風味が一層増す)、そして鰻。その上にまたご飯、ご飯の上に少しの山椒、そして鰻。蓋をして数分待つ。思わず笑みが、そしてしばし無言。う〜ん、たっぷりと堪能して大満足。二日も待った鰻まむし。おいしいものは時間と手間暇がかかるんですね。
う〜ん、志ん朝さんの「鰻の幇間」を聴きたくなってます。
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