7:00着50人超え
ひや〜、なんという行列。年越しだから仕方ないと腹をくくり馬生の「お富与三郎」を聴くことに。無宿人狩りで捕まり佐渡へ島流しになった与三郎が島抜けをする場面。大雨の闇の中真っ黒な断崖へ落ちていく与三郎。思わずブルブルと震えたのは外の寒さだけではないと。
さておき、ようやく案内されカウンターに座り安堵。こんもり盛られたもやし、存分な悪魔肉、チャーシュー、シナチク、カニカマ。見た目も圧倒的。スープを一口、二口。二層三層に彩られた味噌の風圧にたじろぐ。ようやく我に返って西山製麺のちじれ太麺をスープにたっぷり絡めると、ふんわりと奥の方から漂うハマグリ風味。なるほどこうして味噌味を引き立たせるためにあえて黒子に徹しているハマグリの存在感を知った。
悪魔肉をほんの少しつまみ、もやしと麺を合わせてると、もぉ経験のないウマさに打ちのめされてしまった。(味が薄かったらこれを入れたほうがいいよ。濃いほうがウマイから...と家元に言われたけど結局入れなくても十分な味わいだった)
早朝急遽、浦安魚市場へ。電車の中で夜明けの東京湾を眺めながら四谷三丁目へ。着いたら7:00着50人超え。あれほど冷え切った体も店を出るときにはホカホカと心も温まってしまった。
今年83杯目のがんこ
整理券の配布、インスタントスープの抜き打ち。今年も色々とあったなぁ。そんななか感謝の気持ちも兼ねてPhotoshopの機能を使って作ってみたのがコレ。今年もホントお世話になりました、来年もよろしくお願いいたします...と家元、奥さん、常連の方々にご挨拶。なんとなく晴れがましい気分いっぱい。
■落語「お富与三郎」の舞台を歩く
http://ginjo.fc2web.com/173otomi_yosaburou/otomi.htm
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