今年は千倉の海にも行けず
曇り/雨の都心をウロウロするばかり。ちょっといいこと、ちょっと悩ましいこと、これらが交互に浮かんでは消えるもんだからどうもすっきりとしない。それでも夜光貝に惹かれて今日も四谷荒木町。
ムムム、この蠱惑的な香り
三ヶ月ぶりの夜光貝(5/3、5/7)はもうゆるい坂道の途中からその香りが漂うほど。「大盛りだね、100だね」と家元に先に言われてしまった。そして、熱々のスープを一口。蠱惑的な香りがくぅ〜んと口内から鼻へと抜けた途端にだもう絶句。ようやく立ち直って二口、三口、四口を立て続け。
潮騒が聞こえてきそうな、ヒチコック『めまい』でキヌ・ノヴァクとジェームズ・ステュアートがグリーンの光の中で抱擁するシーン(カメラが二人を中心に回り始める 2:09~)を思い浮かべるような、海に行けない代わりのブリージングな風のような。引きの強い純正ヒロポン、コクとキレが半端でないスッポンスペシャルとは違った包み込むような佇まい。おいしいラーメンを堪能し気持ちのいい昼下がりに感謝。
コメント
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