まさかスライが復活するなんて
ブライアン・ウィルソンと共に長い沈黙からの(完全ではないが)復活を果たしたスライ。昨年夏からスライ関連を集中的に聴き、先週は「スライ&ザファミリーストーンの伝説 人生はサーカス」という伝記を再読したばかり。
映画では本では書かれていないそれ以降の事や、現在のスライの姿やインタビューも実に興味深いものでした。熱心な=いい意味でヲタクなオランダ人双子とか見ていると、アメリカという国は自国の優れた文化を金儲けでしか捉えられてないこともよく分かります。
Sly & the Family Stoneのトランぺッター&ヴォーカリスト、シンシア・ロビンソンが昨年11/23、69歳で癌のため逝去。した。ドキュメンタリーでも元気な姿を見せていただけにショック。スライとの関係を示した一言、”He's my man!”。
チャドウィック・ボーズマンってまるでJB
小刻みなステップで横移動、しゃべり方、ファッション、汗...まるでJBそのもの。ブルっときました。丁寧にJBの歴史=R&Bがソウルに変化していくが分かるようになっているし、要所要所のサウンドの変化しも分かるのでためになりますが、なんといってもチャドウィック・ボーズマンの演技に惚れてしまいます。
タミー・ショーでのストーンズの扱いなんてフムフムと見てましたが、よく考えると製作がミック・ジャガー。自虐的というよりもイギリス人らしいユーモアにニヤリ。
同シーンにはビーチ・ボーイズの姿も見え(楽屋)、リトル・リチャードの登場、ボビー・バードとの関係、若いブッチーの登場等も含め歴史的な出来事への配慮=オマージュが、この映画の出来の良さを表している。
意味深な存在のティカ・サンプターの存在も今後気になる存在。
■スライ・ストーン
http://www.curiouscope.jp/SLY/index.html
■ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男
http://jamesbrown-movie.jp
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