ソロ以前
『EL SOL DE LAMUSICA LATINA』EDDIE PALMIERI (COCO 109) 1974
1stアルバムのライナーには70~74年までオルケスタ・テンポ・モデルノで歌っていたとの事ですが、その様子は分かりません。私がサルサ聞き初めの頃に手にしたエディー・パルミエリの泣く子も黙る大傑作で初めてラロの事を知りました。なななんと20年前の当時16才の激唱!この頃から、こうなる【運命】だったのでしょうか?
『OBRA MAESTRA INCONCLUSA』EDDIE PALMIERI (COCO 120) 1975
『FIREWORKS』MACHITO ORCHESTRA (COCO CLP131X) 1977
激情のホルヘ・ミジェーによるアレンジのボレーロ・ナンバー"NO SERAS PARA MI" "DESILUSION" に泣けてきます。『EL SOL DE LAMUSICA LATINA』と同様に、ラロの顔写真付ジャケット(^^;でCD化されています。
『TOMMY OLIVENCIA』(INCA 1050) 1977
『PUERTO RICO ALL STARTS/LOS PROFESIONALES』(FAMA 001) 1977
『PUERTO RICO ALL STARTS/TRIBUTE TO THE MESSIAH』(JASON 003) 1979
1975年以降プエルトリコに活動拠点を移した彼ですが、地元オールスターの中でも、一際堂々ととした歌い振りがたまりません。ちなみにタイトルのメシアはエディー・パルミエリの事です。
ソロ以降
『SIMPLEMENTE...LALO』(TIERRAZO 004) 1980
ジャケットに映る姿が男の【基本】となった。これ以降ラロの音は重低音をきかせたサウンドで他のプエルトリコ・サルサと一線を画する存在になる。ここにも【運命】を感じてしまいます。
『NUEVAMENT』(GLOBAL 916) 1981
ソロの1、2枚目ですがジャケットがすばらしい。太り始める(^^;ラロが思わせ振りなポーズでこちらを向いてます。たまりません。その後、『UNA VOZ PARAESCUCHAR』というタイトルで曲順とジャケットが変更され再発したが、熱心な女性ファンの顰蹙を受けてしまう。
『EL HOMBRE,EL SONADOR,EL LOGO』(DISCO CULTURA 004) 1985
『PUNTO Y COMA』(HI-YIELD 02) 1987
ラロぐらいの大物でもコンスタントにアルバムをリリースするのがむずかしいのでしょうか。1~4枚目迄全てレーベルが違っています。
『UN NUEVO DESPERTAR』(TH-RODVEN 2517) 1988
THレーベルに移籍してのソロ。高原にテーブルを持ちだしナイトガウンを着てモデル風の美女とモーニングコーヒー。例の、THのロマンチカ路線のジャケットで、しばし当時買うのをためらった程でした。でも内容はとても好きで当時一番聞いたレコードでした。
『LALO RODRIGEZ』(TH-RODVEN 2661) 1989
前作と同じロマンチカ路線ですが、骨のある人がやるとやはり違います。アレンジのトミー・ビシャリニーも過激になっています。
『PLENA-MENTE,LALO』(CAPITOL/EMI 42540) 1991
ウイリー・コローンの『SOLO』のプエルトリコ版といったら大げさでしょうか?全面Pプレーナでプエルトリコに捧げた命懸けの姿が美しい。
『DE VUELTA EN LA TRAMPA』(CAPITOL/EMI 42478) 1992
ラストのボレーロメドレーに泣けます。"DESILUSION"を再録しています。
時代を反映してか、やや軽目の作りですが、仲々聞かせます。
『NACI PARA CANTAR』LALO RODORIGUEZ (EMI LATIN 301119) 1994
『生まれながらの歌手』タイトルに偽りはありません。お早めに是非。何も言わずにレジに向かう姿....【基本】です。
『ORO SALSERO / 20 EXITOS』LALO RODORIGUEZ (RODVEN 3117) 1994
1stアルバム『SIMPLEMENTE...LALO』から3曲、5thアルバム『UN NUEVO DESPERTAR』と6thアルバム『LALO RODRIGEZ』は全曲入ったお得な2枚組ベスト盤。とりあえずラロのソロの歴史を辿るには丁度いいかもしれないですネ。これを聴きながら悲しみに打ち勝っている紳士もいると聞きます。でも、共に、CDされて入手しやすい、『EL OL DE LAMUSICA LATINA』と『PUERTO RICO ALL STARTS/TRIBUTE TO THE MESSIAH』をまずは手にするのが、人の道というものなのです。
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94/11/05 NiftyのフォーラムへUPした文章です。
(続く)
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