第3期ニーチェ
第3期ニーチェは、ソノーラ・ポンセーニャで活躍したプエルトリコの歌手ティト・ゴメスをリードボーカルにして86年から90年までつづく。頂点を極めたかと思えば、さらに上をめざすニーチェの加速はもはや誰にも止めることはできなくなっている。そして、彼らを中心にした「コロンビアサルサ黄金の時代」がこの間に重なる。オルケスタ・グァジャカン、ラ・ミスマ・ヘンテ、グルーポ・カネオ、グルーポ・クラセ、ジョー・アロージョ、海外のレーベルがこぞってコロンビアのミュージシャンと契約しようと急いでいる。国内には、彼らをめざして追いかける若く勢いのあるのオーケストラが毎日のように生まれるようになる。
さらにこの時期は、ニーチェがより広い世界に出ていこうとする準備的な期間でもある。86年、プエルトリコまでティト・ゴメスを迎えに行くように、彼らは初めてのプエルトリコでのレコーディングを、現在ラ・セレクタのディレクターをつとめているエドガル・ネバレスのプロデュースで行う。翌年87年からは、世界をサルサ・ロマンティカが覆った年である。そのムーブメントはサルサを歌謡化し、ラテン化して口当たりをよくし、それまでサルサを受けつけなかったような地域にまで浸透させていった。ニューヨークのサルサを手本にコロンビアのブラックな感覚をミックスしながら「ニーチェ」の音をつくりあげてきた彼らも、この動きを無視することはできなかった。
ディレクターのハイロ・バレーラは金銭的なトラブルから、オーケストラのメンバーのほとんどを解雇した後、ベネズエラからディメンション・ラティーナのセサル・モンヘを呼んだり、国内からは、フルーコのもとで活躍していたモーリス・ヒメネスを参加させたりして主としてトロンボーン奏者をアレンジに起用しながら、この時代の流行であったトロンボーンの真綿のよう に柔らかいアレンジを使い、シンセサイザーを交えてそれまでのニーチェとは完全に音を変えてニーチェ版サルサ・ロマンティカの試みを始める。この試みは89年の『Sutil y Contundente』で完成し、このアルバムで彼らはSONYと契約して拡大するメディアの一角にその地位を占めることに成功する。
●Me Huele a Matrimonio 1986
1. Me Huele a Matrimonio
2. Un Caso Social
3. Bendita seas
4. Tongolele
5. Ese Día
6. Para Mi Negra Un Son
7. La Trampa
8. La Rata Chillona
●Con Cuerdas 1987
1. Perder Para Amar
2. Bendita Seas
3. Un caso social
4. Me Huele a Matrimonio
5. Pa’ Que Esa Negra Caiga
6. La Trampa
7. Pa’ mi negra un son
8. Ese Día
●Historia musical 1987
CD 1:
1. Primero y Qué
2. Digo Yo
3. Consejo de Madre
4. Cali Pachanguero
5. Corazón Sin Corazón
6. Más Duro Me Da
7. Lamento Guajiro
8. Buenaventura y Caney
CD 2:
1. Perder Para Amar
2. Interés Cuánto Vales
3. Rosa
4. Ana Milé
5. La Negra No Quiere
6. Sólo Un Cariño
7. Bonitas y Hermosas
8. El Coco
●Tapando el Hueco 1988
1. Nuestro Sueño
2. Cómo Podré Disimular
3. Tapando el Hueco
4. María Concepción
5. Las Mujeres Están de Moda
6. Mi Valle del Cauca
7. El Amor Vendrá
8. Brilla el Sol
●Me Sabe a Perú 1989
1.Me Sabe a Perú
2. La Negra no Quiere
3. Interés Cuánto Valés
4. Cicatrices
5. La Fiera
6. Cali Pachanguero (en inglés)
7. Sólo Un Cariño
8. Nuestro Sueño (versión con violines)
●Sutil y Contundente 1989
1. Mi Hijo y Yo
2. Atrevida
3. El Movimiento de la Salsa
4. Amor Amor
5. Bar y Copas
6. Entrega
7. Miserable
8. Te Enseñaré a Olvidar
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旧友Inoue Takeshiさんの雑誌Latinaへの投稿を了解をいただきUPしています
ピポさん
一読しただけではよく分からず三度目でよく分かりました。
CD-RW900MKII....なかなか凄そうですね!
私はアンプからMacにつなげて、何らかのアプリでデジタル変換しているのかと思ってました。この辺もまた色々と研究の余地がありそうですね。
というワケで、今の環境は↓で別途紹介しています。
http://borinquen.typepad.jp/blog/2018/09/audio201808.html
投稿情報: Borinquen | 2018/09/04 12:38
我が家はタスカムのCD-RW900MK2の業務用CDレコーダーにてアンプのアウトからLPをタスカムにて録音してます。無論CDプレイヤー(CD→CD-R)からもタスカムにて録音可能であります!利得してCP用のCD-Rが録音出来ます。ただLPを録音する場合は1トラック~ごとにポーズを押して止めてまたプレイボタンで次みたいな感じですからレコード録音中はトイレもいけませんよ^^録音レベルもレコードの溝の濃い所(黒さ)でマックスを調整(レッドに飛び込み具合の感じ)絞り過ぎても~鼻をツマンダ様な音になるし、上げ過ぎると音が割れるし微妙な感じのレベル調整があります^^慣れてくると何となく分かってきます。レコード場合は1枚マスターが出来れば~後はCPにてでもレコーダーでもデジタル録音で簡単OKですね^^(トイレには行けます)
投稿情報: ピポ | 2018/09/03 17:41
ピポさん
USB付きプレーヤーも各社検討しましたが、オーディオの見直しにここ3週間色々試してみて、まずは我が家にあるプレイヤーが動くことから始めていきたいと思います。
で、質問。
LPからどうやってCD音源へ変換しているのでしょうか?
・どのような機材?
・配線?
・曲と曲の切り分け?
・データはどのフォーマット?
投稿情報: Borinquen | 2018/09/03 13:03
ご存知と思いますが!?DENONからDP-450USBてなレコードプレイヤーが出てますね^^私はベルトドライブに引かれましたが^^やはりベルトは良いですよ!
投稿情報: ピポ | 2018/09/01 12:49
スピーカーケーブルの選定は!?決まりましたか^^我が家では5年程前からCPに使用されている「ランケーブル」をSPケーブルに接続してます^^+に1本-に1本繋いでいます!?現在はお店のボーズに有線放送用に使用してますが!これがすこぶる優秀です^^一度「騙された」と思い接続してみるのも手かな^^ボリンケンさん^^なんでもやってみるのも「オーディオ」の醍醐味ではないでしょうか^^
投稿情報: ピポ | 2018/09/01 04:59
パンゲア聴いてみます^^当時の記憶だとデキも音質も良かった気がします~
投稿情報: ピポ | 2018/08/18 13:17
アガルタ〜パンゲアは大好きですが年に一回ぐらい集中できる時に聴いてます。どっちかといえば、同時期東京公演の『Another Unity』(ブートですが)の方が好きですね。Maiyshaは名曲ですね!
投稿情報: Borinquen | 2018/08/18 12:30
ピポ論^^当時のブラック・ファンク~ファンクはクラーベの呪縛と憧憬から推察されます!J・BのS・マシーン K&Gの初期の音源他 確実にクラーベを感じます。それは環境的なところから発信される物だったのではないかと推測されますね^^この論理を30年前から展開してると「友達が激減」ですが^^今更~なんですがね^^音楽は特に触発され混合され~完成を目指す物なのかと……
投稿情報: ピポ | 2018/08/18 11:59
追伸ーでこれは自宅に帰り、も一度ライナーの確認と自宅オーディオルームで今一度「アガルタ」を聴かないと…と思い^^レコードを確認?ありゃ??インタビューの記載無し?レコード~ヘニャヘニャ?ペラペラ!{オイルショックの関係か?1975年?}しかし自宅のオーディオシステム!ZAIKA真空管アンプ+アルティク604-8G+電源システム諸々は40年の歳月を超えて~あの1974年名古屋公演のライブを想起させてくれます^^ただ!ギイギイギャンギャンとしか聴こえないピートのギターも確実に広がりとハモニクスを感じ(マイルスもそこを評価)リズムの要(マイルス談)レジー・ルーカスのリズムギター!はっきり理解できる解像度と臨場感!無論ベースのマイケル・ヘンダーソン{セロニアス文句}無し~ベースの輪郭だけではなくトーンの差異や巾が見える様に聴こえます!当時使用していたシステムとはこんなに段違いな音場とは^^40年ぶりに耳にする「アガルタ」は別物でありました^^珍しく?レコード1~レコード2のA面・B面通しで聴き入ってしまった^^その夜でありました^^
投稿情報: ピポ | 2018/08/18 11:41
マイルスはラテン、ソウル、ファンクからの影響を受けつつもストレートに表現せずにマイルス風にするところがマイルスらしい。それがいい時と、そうじゃないだろ〜と思う時と色々あるので、聴いていて面白いと思う。キャンセルされた、スライやジミヘンとのセッションが実現させていたら...と想像するのも楽しいけど...。
投稿情報: Borinquen | 2018/08/18 11:37