Casa de Borinquen

タケノコ、ノコノコ、タケノコづくし

旬のタケノコづくし
おいしそうなタケノコを米ぬかでじっくりと茹でで、青椒肉絲、タケノコご飯、キャベツ鶏ももタケノコのフリカッセ。んもぉ、カリウムたっぷり、繊維質たっぷり、疲労回復効果のいいことばかりの毎日タケノコづくし。

身を守るために
自主的に時差出勤。早めの朝、青空にもこもこの雲、咲き乱れる市内のツツジ。これだけ見ていると平和に感じるけど、馬鹿げたマスクが届くとまた鈍痛のような怒りが出てきてしまうんだろうな、きっと。

泉銀@浦安堀江 ミナミマグロとシャコのばらちらしとニシンの刺身で春を満喫

春爛漫
土曜の朝から静かな熱気。噂のシチリアのオリーブオイルとケイパーも再入荷していて思わず笑み。どれにするか悩みながら店内を見て、船長と色々と話し決めていくのが楽しい。今夜は、自慢のミナミマグロと大好きなシャコでばらちらし。船長オススメのニシンの刺身。ニシンの刺身は初めてだったが、骨がシャキシャキしておいしく、春告魚らしいさっぱりとした爽やかさも。

こういうお店が身近にあることだけでも幸せだなぁ...とつくづく。

iPhone X あっ！画面にヒビが！

不幸は予期せぬ時に訪れる
帰宅中に電話後するりと手から落下し道路に激突。しかも、画面を下にして。これまで何度も落下を経験したことがあったが、今回は右下から左上に無数にヒビが。作動には影響はないが、画面をこするとヒビが指に当たり不快～手先を切りそう。数日間は我慢、そのまま秋まで新機種まで我慢も考えたが、液晶への影響を考え修理。

検索して見つけた西新宿ガードの店
新宿界隈で安いとことがあったら申し出てください...とあり西新宿への用事のついでに立ち寄ることに。まるで吉田カレーのように細く急な階段を登ると受付兼修理担当の男性が一人。ちょっと怪しいそうだが親切に対応いただき、軽症のガラス面のみ交換で50分、7,180円（税抜）、PayPay決済。

え、バッテリーが膨張
バッテリーが膨張し液晶を押し上げ気味と診察。この押し上げが落下～ヒビにも影響があったかもしれないと説明。まるで健康診断で予期せぬ病気を告知されたような気分。熱心にバッテリー交換も勧められたが今回はパス。秋までなんとか無事であって欲しいと...。

ノートは売り切れ
待ち時間は向かいのビックカメラで頼まれていたMacBook Airの在庫状況確認。Appleのサイトでは今月末出荷予定、もしやと思いきや、ビックカメラも同じ結果。カスタマイズするとポイントは付かなくなり、さらに納期がかかると説明を受ける。ポツポツとお客が来るけどSurfaceも含め諦めて帰る。新型コロナウイルスで在宅が増えた影響がここにも出ているのを目の当たり。そういえばいつものビルも誰ともすれ違わない廃墟化していることを思い出した。

■iPhone修理 救急便
https://iphone-qq.com

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ググッと迫りまくる純正100 落ち着いた中にも凄みすら感じさせる味わいに今日も痺れる

純正ならではのエッジの効かせ方
一口含むだけで知るのどごしの味わい、鼻腔に抜ける香り、色艶、分厚い悪魔肉、どれをとっても純正100ならではの迫りよう。一口二口三口は甘く、徐々にエッジが効いてくる中に凄みすらも。

家元と後藤さんとのコンビネーションもこなれてきたようでひとまず安心。
ソーシャルディスタンス、マスク、換気十分。

陸軍中野学校を一気に観ていた週末 雷蔵ガール的存在の女優達も魅惑的過ぎる

雷蔵さんも素晴らしいが
加東大介と雷蔵ガールも素敵すぎ
世界の平和のためにスパイ活動...少し矛盾したテーマを紐解きながら戦争に突入した当時の日本の状況を描いた名シリーズ。

陸軍中野学校 1966.4 増村保蔵
陸軍中野学校 雲一号指令 1966.9 森一生
陸軍中野学校 竜三号指令 1967.1 田中徳三
陸軍中野学校 密命 1967.6 井上昭
陸軍中野学校 開戦前夜 1968.3 井上昭

三好（椎名）次郎役の雷蔵さん、眠狂四郎の様にケレン味のない現代劇もまた硬質で鈍い光を放つ。人間味あふれ軍部に批判的な草薙中佐役の加東大介の熱演もいい。そしてなによりも魅惑的なのが雷蔵ガールの存在。順に、小川真由美（27）、村松英子（28）、松尾嘉代（24）、安田道代（21）、高田美和（20）、野際陽子（31）、小山明子（33）。特に、自分の婚約者がスパイと知り小川真由美を苦しまないように殺害するシーンのやるせなさ（重厚な増村保蔵監督の演出も全面見ごたえある）、社長秘書役の安田道代が外人社長が戻る戻らないのスリリングなシーンはまるでヒッチコックを彷彿させる。画家役船越英二の怪演もありシリーズ最後まで見逃せない。

ほぼ4～5ヶ月単位に公開されるプログラム・ピクチャーのためか、多少のつなぎの曖昧さを残しつつも、陸軍中野学校は名シリーズといえる。007の影響だろうか、雷蔵らを救う秘密兵器（万年筆型ピストル、ナイフ仕込み・鏡付メガネ、潜望鏡、ガス仕込み腕時計、ナイフ仕込み革靴、カメラ内蔵ライターなど）も楽しい。

Song of Today #112 Eys 1-2-C-U Shuffle / Buzzy Linhart 1972 バジー・リンハートって覚えてる？

Magical Connectionのバイブ
1970年リリースの『John B. Sebastian』で最も印象的な曲が「Magical Connection」。この曲でヴァイブを演奏していた人がバジー・リンハート（1943.3.3-2020.2.13）。セバスチャン好きの仙台のピーターパンのオーナーに色々教えていただき、以来ソロアルバムを愛聴していた。残念ながらベスト盤以外CD化されていなく、何十年も聴けてなかったアルバムを、なんとSpotifyで発見し狂喜乱舞。ギターにジェフ・バクスターも参加、エンジニアにはトッド・ラングレン。そういえば、トッド・ラングレンの自伝にもちらほら名前も出ていて、気になっていただけによけいにうれしい。

ブルーズからジャズをベースにイーストコーストらしいサウンド。これはセバスチャンと共通していると思う、中でも大好きなのが、「Eys 1-2-C-U Shuffle」。洒落たイントロとシャッフルビート、サックスのバッキング、小気味いいボーカル、転調後のギターソロ。よくこの曲に合わせてギターを弾いていたことも思い出しながら、ここ数日間はこればかり聴いている。

Buzzy Linhart / Buzzy 1972
Producer, Vocals, Acoustic Guitar, Electric Guitar, Vibraphone, Marimba, Drums, Percussion, Piano - Buzzy Linhart
Acoustic Guitar, Electric Guitar, Pedal Steel Guitar, Congas, Backing Vocals - Jeff "Skunk" Baxter*
Bass, Organ, Backing Vocals, Clavinet, Harmonium, Percussion ? Danny Trifan
Drums, Congas, Timbales, Backing Vocals - L. Luther Rix*
Organ - Mark Klingman (tracks: B2)
Piano - Mark Klingman (tracks: A3)
Tambora - Peter Plonsky*
Woodwind, Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Flute - Peter Ponzol
Written-By - B. Linhart* (tracks: A1, A2, A5a, B1 to B4)
Mixed By - Todd Rundgren

テレワークバンザイ...ふわぁ〜、それぞれの事情も見え隠れて...

三人三様

いまだにテレワークのテレをTelと勘違いしている人が多くて、説明するのも億劫気味。

Aさん
・完全テレワーク
・会社支給のSurface＋会社支給携帯
・メール、社内共有フォルダアクセス可能

Bさん
・在宅要請
・PC支給なし（会社携帯あり）
・基本会社情報を個人PCで扱うのは禁止（メールは転送）
・電話は家族のいない場所（クルマ中など）で対応

Cさん
・テレワークなし
・電車通勤（おまけに時差出勤なし）
・PC支給なし（携帯は個人携帯）
・1日数回クライアントから電話あり
・社内でマスク着用を指示するのみ
・在宅なら有給を使うことと指示

こんな三人が数ヶ月ぶりに顔を合わせFace to FaceのMTG。メール～電話での課題・不明点を再確認し、次回は電話会議（画面共有可能）をしましょうと、清く別れる。完全テレワーク率1/3というところで、Bさん、Cさん、世の中との乖離をボヤク（いやいや、Bさん、Cさんの方が主流なのか？）。

amazon prime video で「緋牡丹賭博シリーズ」一気観 藤純子22歳の艷やかさがハッとするほど美しい

匂い立つ肌艶
日活アクションも大好きだけど東映のヤクザ映画もよく観ていた。たいていは三本立て。終わった頃にはクラクラしながら、映画の影響で数時間は荒っぽくなってしまったりも。

1.緋牡丹博徒 1968.9 高倉健（特別出演）
2.緋牡丹博徒 一宿一飯 1968.11 鶴田浩二 ・菅原文太
3.緋牡丹博徒 花札勝負 1969.2 高倉健 *
6.緋牡丹博徒 お竜参上 1970.3 菅原文太 *
7.緋牡丹博徒 お命戴きます 1971.6 鶴田浩二 *
*監督：加藤泰

どこにも隙きがなく艶やかでハッとする美しさ。1作目撮影当時22歳とは思えない、堂々とした立ち振舞、目線（目力）、声、熊本弁、匂い立つ肌艶に惚れ惚れ。豪華客演の高倉健、菅原文太、鶴田浩二とのふれあいと別れ。ドス、拳銃、かんざし、肩の緋牡丹、張り詰めた手本引き。1作目と加藤泰監督の三部作が特に好きだ。狂気を含んだ菅原文太（特に「お竜参上」 ）を再発見。

どぎゃんしても出入りに持ち込むとなら、この緋牡丹に2、3発ぶちこんでからにしておくんなせぇ

さっそくお控えくだすってありがとうござんす
向かいまする上（ウエ）さんとは、お初にござんす
従いまして、手前生国は肥後の国、五木村にござんす
姓名の義は矢野竜子、通り名を緋牡丹のお竜と発しまして
お見かけどおり、しがない女にござんす。

女だてらにこぎゃんもんば背負って生きとっとよ...
消えんとよ、一生...
だけん、からだじゃなかつよ...肌に墨はうてても
心にゃぁ、だぁれも墨をうつこつはでけんとです

くぅ〜、名セリフだらけ。そして、鬼平でも東映でもチャンバラがいい。スターウォーズの不満点は（特にエピソード7～9）チャンバラ＝立ち回りが良くない...とか日頃考えているけど、この話は長くなるのでまたの機会にしよう。

いままでは、TSUTAYAでレンタルしていた映画も、音楽同様サブスク。どれにするか色々迷った末、amazon prime videoに落ち着く。別料金がかかる映画もあるが、お好み日本映画がプライム料金（500円/月+送料無料サービス）で即見放題。TVで見るためには別途に「Fire TV Stick」が必要だが、iPad ProやiPhoneで観るにはアプリ経由でストリーミングまたはDLしたものを観ることができる。特にWi-Fi環境のない場合にはDLが便利だ。

音楽はSpotify、映画はamazonっていうのが今の選択
80年代後半、ヒチコックの映画を借りに電車に乗りわざわざ銀座山野楽器レンタル店まで行っていたことを考えると、（ある程度制約はあるにしても）観たい聴きたい時にできる、これらの環境に慣れてしまうと後戻りできないナ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 女将さん引退記念ツブ貝丸鶏スペシャル100 長い間本当にお世話になりました お達者で

やっぱりひと目お会いしたかった
北海道ツブ貝15kg、丸鶏5kg、そしてなんと昨日のホタテ貝柱をトッピングした豪華版スペシャルは、女将さんの花道にふさわしい豪華さと愛情にあふれたおいしさ。お別れは悲しいけど、それを感じさせない温かさに包まれ清々しさすらも。

女将さんの後継者の後藤さん、ひ（し）とつよろしくお願いします。

朝からの嵐が過ぎ去った後の真っ青な空、そして虹と夕日 作りおきのミートソースとブロッコリー

朝から激しい雨
結果的に家から一歩も出ずに雨を見ていた。座頭市兇状旅（たね役の万田昌代が切ない）を観ていたら突然晴れて真っ青な空。気分転換で近所の公園へ。バスケ少年、ランニング、散歩人が待ち焦がれたように静かに距離をキープしながら集まってきた。

作りおきのミートソース
これに赤唐辛子のみじん切りを加えてピリ辛に。ブロッコリーはバター蒸し。準備していると虹と夕焼けが同時に見られて、家で悶々としてた気分も晴れてきた。テレワーク希望しつつも、家で仕事を何日も続けられるかどうかの自信もないような気がしているのも事実。連休の間はクルマ通勤が認められそうなので、その方も検討していこう。

若尾文子映画祭番外 at Home あなたと私の合言葉 さようなら、今日は、安珍と清姫、東京おにぎり娘、プログラムピクチャーでも光輝く

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は 1959.1 25
市川崑監督の小津映画オマージュ。会話、カット割り、結婚前の父と娘と妹も同じようなテーマ。京マチ子の多才ぶりとクネクネの船越英二もいい味を出している。変な声で笑う、猫目のメガネ（メガネを外した直後がまたかわいい）、突然の泣き顔、ヘアースタイル...やはり麗しい若尾文子にぞっこん。出番は少ないが当時24歳の野添ひとみのスチュワーデス姿、虫歯を氷で冷やしているコケティッシュな顔、さばさばとしてあっけらかんとしてかわいい。この流れであの傑作コメディ『婚期』が生まれたのだろうと想像するのも楽しい。

安珍と清姫 1960.8 26
物語は高慢ちきな清姫（若尾文子）が修行僧（市川雷蔵）に惚れ込み、修行僧も煩悩に苦しむ。最後は大蛇に化けた清姫も登場するなど『ガメラ』を生んだ大映特撮を垣間見ることができる。なんと若尾文子のあらわな胸も見られる、ある意味での珍品＝話題作。村松友視がインタビュー集「大人の極意」（第二十七話 大女優の輝ける度胸）でこのシーンについて突っ込んだ質問をしているが、さらりとかわされてしまっている。

東京おにぎり娘 1961.5 27
当時の新橋、烏森神社付近を鮮やかな色合で描く作品。昔気質のテーラー職人の父鶴吉（中村雁治郎）と娘まり子（若尾文子）の結婚を巡るお話。店をたたみ改築後始めたおにぎり屋が大繁盛。まり子目当てで通い詰める社長（伊藤雄之助＝「忍びの者」の一人二役怪演が忘れられない）とジェリー藤尾との対比。訳ありのはま（藤間紫）の存在感、鶴吉の隠し子みどり役の叶順子はいつになくかわいい。

若尾文子は初めは真っ赤なセーターで登場。和服の着こなしも堂に入っている。酔っ払ってくだを巻き、挙げ句はワンワン泣き崩れる姿（翌朝はけろりと）にハラハラドキドキ。最後に恋の行方も上品な余韻で締めて愛すべき作品。主役をさらったかのような鶴吉（中村雁治郎）の「大阪生まれの江戸っ子」に、ウマイこと言うなぁ...と感心してしまった。

若尾文子映画祭アンコール決定
新型コロナウィルスの影響で映画館は3/28-29は休館。それもあって先週に映画祭はアンコール上映を決定。期間は、9/25(金)～10/22(木)の27日間。今回日時の都合で観られない映画も数多く、アンコールはありがたい。今回は「その夜は忘れない」を最後に打ち止め、次回を楽しみに待っていよう（そのころには落ち着くことを願って）。
http://www.kadokawa-cinema.jp/yurakucho/news/1156.html

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 心を洗い張りに出したような気持ちになる上品もまたかけがえのない存在

多重性と奥行きに高ぶる
極端なところ純正ヒロポンと上品をコンスタントに食べたい。そこにはがんこの全てがあり究極があるのではないか。食材に特化せずとびぬけたことがない反面、多重性と奥行きは他の追従を許さないほどの高まりを呼ぶ。すくっと背を伸ばしたくなるきりりとした佇まい。いつになく分厚いチャーシュー。節の香りとかえしの凛々しさ。うん、こうでなくっちゃ、と思わず唸ってしまった。

入り口から表通りに、階段を使って2階まで。それ以上は表に。やや変則的な並びでも、間を2〜3mのソーシャルディスタンス。吉田カレーは4/21まで、もしかしてがんこも女将さんの引退をきっかけに自粛するのだろうか？

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 悪魔厚肉仕様純正100 凄みを増した味わいは座頭市の名セリフ「あんたらには見えねぇもんが、見えるんだよ」を思い出させた

ウメエ役者
ここんところ立て続けに勝新太郎の座頭市シリーズを観ている。30代前半の生々しい中にふとよぎる切なさやユーモアに、ウメエ役者だったなぁと今更ながらに感嘆するばかりだ。「悪名」シリーズにも出ていた藤原礼子、万里昌代もいい味をだしているので、座頭市シリーズはもう少し後にまとめておきたい。

ウメエといえば純正100
今日はどこかウマサに凄みがあり、スープの色、コク、鼻孔に抜ける独特の香りが際立っていた。しかもいつもよりも分厚い悪魔肉が大蛇のようにとぐろを巻き、ぐっと惹きつけられっぱなしだ。

家元は上品を食べながら、「ここんところで最高のできだ」と独り言。いやぁ～、そんな姿を見せられたら明日も行きたくなってしまうでじゃないか。

Keep Distance Ruler
前から気になっていたARアプリ。通常のアプリと違ってDL後は、iPhoneの「ファイル＝iCloud上」に保存し、ここから起動。50cm単位で目盛が付いていて距離が測れる。早速、がんこ待ちで使用。直感的で使い勝手がよく、ボタンを押すと写真まで撮れてしまう。これからフル活用したいナ。

んまぁ、皆さん距離をキープして静かに待っていた。私が食べるときには、カウンターは何故か私以外は初めての方々だったのが意外だったけど。

■Keep Distance Ruler
https://keepdistanceruler.prty.jp/

お手製マスクに込められた爽やかな決意に心打たれた

出口のないトンネルの中でもがく
テレワーク率0％、電車通勤（流石に空いているが）、執務室マスク着用（半ば強制的）、世の中の矛盾。それでも新型コロナウィルス対策担当者。いささか、滅入る毎日。それでも、とある方からの添付メールがあまりにも素敵だったのでご紹介（ご本人からOKいただいて）。

自身もテレワーク率0％の環境で（クライアントはほとんどがテレワーク）数名の部下と現場を切り盛り。手作りマスクにアップリケを付けて、自分自身も励まし、少しでも、自分も周りも前向きになれるように心がけているんだよ、と。

切実な思いを表に出さず、お手製マスクに込められた爽やかな決意に心打たれてしまい思わず涙...。

インディビジュアリスト / トッド・ラングレン 自身の書き下ろしによる初の自伝本がめっぽうおもしろいワケ

とらえどころのない姿
トッド・ラングレンには様々な顔があり、とらえどころのないというのが一般的なイメージじゃないかな。美しいメロディー、突然の変速リズム、宅録、圧倒的なボーカルとギターテク。スタジオの裏方として時間と予算を守る手堅さ。反面、プロデュースにおいては相手からクレームを受けることも（XTCは結果的にはOK）あるが、とんでもないヒットも生み出す。

ナッズを解散後、ベアズヴィル・スタジオのエンジニアとして再スタート。昔は、ソロ1stのANPEX版を必死に探していたりもしていた。1988年に一気にCD化されて安堵したものの、全部を揃えられず日本独自編集の『Singles』ばかり聴いていた（ジャケットは河村要助さん）。それ以降はほぼリアルで追いかけ、来日公演も何度か観に行っている。

インディビジュアリスト
構想～執筆20年の自伝、分厚く重く全423頁。時系列に見開きで一つのテーマ。トッド・ラングレンの秘密を紐解くにはこれ以上のものはない内容。音楽との出会い、プロになるまで、ナッズでのデビュー、ミュージシャンとの交流、プライベート、パティ・スミスとの出会い、ピアノで作曲するきっかけを作ったローラ・ニーロの衝撃...。時には辛辣に、時には下世話に、自由に語られる姿にただもう圧巻。好きだった（今でも好き）アルバムを順番通りに聴きながら、冒険のような自伝を読み急がないように噛み締めながら読み終えた。

9年前に出た、アルバム単位でよりスタジオワークに詳しい『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代 魔法使いの創作技術』を再々読しながら、さらにトッド・ラングレンの世界に埋もれている。