匂い立つ肌艶
日活アクションも大好きだけど東映のヤクザ映画もよく観ていた。たいていは三本立て。終わった頃にはクラクラしながら、映画の影響で数時間は荒っぽくなってしまったりも。
1.緋牡丹博徒 1968.9 高倉健(特別出演)
2.緋牡丹博徒 一宿一飯 1968.11 鶴田浩二 ・菅原文太
3.緋牡丹博徒 花札勝負 1969.2 高倉健 *
6.緋牡丹博徒 お竜参上 1970.3 菅原文太 *
7.緋牡丹博徒 お命戴きます 1971.6 鶴田浩二 *
*監督:加藤泰
どこにも隙きがなく艶やかでハッとする美しさ。1作目撮影当時22歳とは思えない、堂々とした立ち振舞、目線(目力)、声、熊本弁、匂い立つ肌艶に惚れ惚れ。豪華客演の高倉健、菅原文太、鶴田浩二とのふれあいと別れ。ドス、拳銃、かんざし、肩の緋牡丹、張り詰めた手本引き。1作目と加藤泰監督の三部作が特に好きだ。狂気を含んだ菅原文太(特に「お竜参上」 )を再発見。
どぎゃんしても出入りに持ち込むとなら、この緋牡丹に2、3発ぶちこんでからにしておくんなせぇ
さっそくお控えくだすってありがとうござんす
向かいまする上(ウエ)さんとは、お初にござんす
従いまして、手前生国は肥後の国、五木村にござんす
姓名の義は矢野竜子、通り名を緋牡丹のお竜と発しまして
お見かけどおり、しがない女にござんす。
女だてらにこぎゃんもんば背負って生きとっとよ...
消えんとよ、一生...
だけん、からだじゃなかつよ...肌に墨はうてても
心にゃぁ、だぁれも墨をうつこつはでけんとです
くぅ〜、名セリフだらけ。そして、鬼平でも東映でもチャンバラがいい。スターウォーズの不満点は(特にエピソード7~9)チャンバラ=立ち回りが良くない...とか日頃考えているけど、この話は長くなるのでまたの機会にしよう。
いままでは、TSUTAYAでレンタルしていた映画も、音楽同様サブスク。どれにするか色々迷った末、amazon prime videoに落ち着く。別料金がかかる映画もあるが、お好み日本映画がプライム料金(500円/月+送料無料サービス)で即見放題。TVで見るためには別途に「Fire TV Stick」が必要だが、iPad ProやiPhoneで観るにはアプリ経由でストリーミングまたはDLしたものを観ることができる。特にWi-Fi環境のない場合にはDLが便利だ。
音楽はSpotify、映画はamazonっていうのが今の選択
80年代後半、ヒチコックの映画を借りに電車に乗りわざわざ銀座山野楽器レンタル店まで行っていたことを考えると、(ある程度制約はあるにしても)観たい聴きたい時にできる、これらの環境に慣れてしまうと後戻りできないナ。
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