時代背景(物語は1958-1971)
世の中が高度成長時代に入り、様々なものが整理されていく中、ジェントルな野球を目指した当時の巨人軍に遺恨を持ち込んだ父子の物語は異質だった。衝撃的で急速な起伏を繰り返したり、荒唐無稽な展開。感情表現が強烈で、大げさな台詞。10ページに一度は誰かが号泣。
荒唐無稽な大リーグボール1~3号。いや、父の悪送球をアレンジしバットに当てる1号。高く上げた足が土埃を巻き上げボールにまとわりつき保護色になる消える魔球(2号)。推進力がなくバットスイングの風力でミートができない3号。
きっかけは、夕食中の「巨人の星」って戦争を引きずった描写が多く、それは何だったんだろうネ、という会話。大リーグボールはどの様に作られ、どの様に(誰に)打たれたのかという疑問がふつふつと。思わず中古文庫版をamazonで1,000円でオーダー~一週間かけて全11巻を読破。
覚えていたシーンもあり、まったく忘れていたシーンもあり、姉の明子が妙に色っぽく、10代で終わってしまったラストシーンも印象的だった。独特の構図やカット割りも今でも新鮮だ。
連載当時、個人的には音楽に生活の中心がスライドし、徐々に毎週(他誌も含めて)読む習慣がなくなっていたので、ここにきてまとめて読めて楽しめた。(文庫本だと文字が小さいのでメガネが必要だったけどネ)
次々と訪れる試練...
Day's Japanどころじゃない
やはり時代なのでしょうか?私が前職に入社したときも似たような逆境の嵐。
ウフフ、丈と葉子の物語も気になって一気に読んでしまった今週でした(´•_•`)
投稿情報: Borinquen | 2019/02/02 19:43
やはり時代ですね…今では(メガトン級のパワハラ)漫画ですがm(_ _)m
投稿情報: ピポ | 2019/02/02 19:39