細野さんのソロアルバムをなぞる一週間
細野さんと私の関係…といっても知り合いではないんですが『HOSONO HOUSE』には激しい衝撃を受けたことを昨日の事ように想い出します。個人的には細野さんのエレクトリック時代(YMO含む)はほとんど知らなくディープなファンには後ろ指刺されてしまいそうですが、「FLYING SAUCER 1947」をきっかけに不定期ながらリリースされるアルバムを噛みしめてます。
ディランの新譜を聴きながら
考えていたのが2013年の細野さんの『Heavenly Music』、あの曲がこんな風になっているなんて当時はフムフム程度でしたが改めて聴いていみるとほぼ地続き。『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた』は『HOSONO HOUSE』〜『Heavenly Music』までの各ソロアルバムのエンジニアの臨場感溢れる記述はまるで証言のような一字一句。アルバム単位の細野さんのコメントもじっくりと。
いい音楽を録り残す
そのためにマルチ・リボン・マイク・サウンドが必要だった。『ホソノバ』からの発展して古いリボン・マイクと新しいリボンマイク(audio-technica AT4081)を組み合わせた心地よさが『Heavenly Music』だったとは。歌うよりも奏でるようなサウンドの秘密を解きほぐすスリリングな体験を繰り返すばかりだ。
初めは一気に、二度目はじっくりと、三度目は気になるところを繰り返しながら、《どこにもない音楽ではなく、どこかにあるんだが、それとはちょっと違う音楽(『アンビエント・ドライバー』)》を見つけていくことは、どんなに古い音楽でも、最終的にハイファイにするという独特の感覚を知ることになると。
そうそう、一条流がんこラーメン総本家の家元と細野さんが同い年と知り、ムムム、明日のスペシャルの予定を連絡しあったりもしている...。
■audio-technica AT4081
https://www.audio-technica.co.jp/mi/show_model.php?modelId=2504
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