9年振りに蓼科に行こう
ALFA156を手に入れてからは、年に何度もオフ会で蓼科方面にでかけるなど、小旅行といえば蓼科が多かったです。市の保養施設があったので何度も泊まりましたが、9年前に廃止され、それがきっかけで足が遠のいたまま。でも、突然蓼科に行きたいと思い始めて、決めて選んだのが「たてしな 薫風」。部屋に露天風呂があるが決め手でした。
なにせ9年振りなので迷ってしまう
大門街道〜ビーナスライン〜メルヘン街道を行ったり来たり、登ったり下ったりしながらようやく到着。考えてみたらそんなに難しくないんですけど...。「たてしな 薫風」は元三菱銀行の所有だったのを10年ぐらい前に買い取り宿としている築40年の建物。どっしりとして落ち着いた佇まいに、足を踏み入れた瞬間にいっぺんで気に入りました。地元の人を中心に若いスタッフがキビキビと働いている姿を見ているだけでも清々しいです。
部屋に付いている露天風呂
部屋に案内された時に「お風呂はすべて常時源泉溢れる掛け流し。当地の蓼科三室源泉は長野県内で唯一の高温酸性泉です」と説明を受け、早速旅の疲れを露天風呂でほぐします。ちょうどいいお湯かげん、肌がツルツルになる性質のお湯。バニラ・スカイになろうとしている雲をぼんやりと眺めてながら首までつかる幸せ感。もちろん、湯上がりにはビールで乾杯。格子に囲まれると不思議に落ち着くのも新発見です。
夜は和風フレンチ
贅沢な材料をこれでもかと並べるよりも、シックで味わい深い料理を静かにゆっくりと味わうのが好き。グラス白ワインから始まり地元のお酒真澄を二種類味わうのもいいですね。スタッフの女性も日本酒に合わせているのを喜んでいました。寝る前にはもう一度露天風呂へ。外は既に氷点下、顔はヒリヒリと冷たいけど足元からポカポカして、いつもより早く朝まで熟睡。
夜明け前に露天風呂に浸かり
朝日が昇るのを待っている
この静かな時間。うっすらと空を覆っていた雲が何処かへ流れていき澄み切った青空が水面にキラキラと反射して眩しいほど。色々と先のことを考えたり段取りしたり心配したりの毎日ですが、こうして何も考えずに自然に包まれているなんて、ほんと久し振り。波の音と潮風に包まれる海も大好きだけど、淡い光が昇っていくのを待ち焦がれる山の良さを再発見しました。
■たてしな 薫風
http://www.kaorukaze.net/
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