ホットロード 十代には止められない瞬間がある 切なくて透明で汚れのない映画の後、感じる夏の終わり

心がきれいで瞳もきれい
湘南の淡い風景の中、能年玲奈の瞳がどのシーンでも忘れられないほど心に残る映像。三代目J Soul Brothersのボーカル、登坂広臣もとても良くて惚れぼれしてしまいました。14〜16歳の短くも長い限られた季節、自分の十代はこれほどまでに純真ではなかったかなとか、色々考えてました。25年前にも、今も、バイクや暴走族や尾崎とも無縁でしたが、ラストの「OH MY LITTLE GIRL」のはグッとくるものがありました。

原作者の紡木たくさんのコメントに全てが説明されているような気がします。

日活アクションの終焉、「八月の濡れた砂」をなんだかもう一度観たくなってます。

■紡木たく『ホットロード』を大切にしてくださったみなさまへ
http://hotroad-movie.jp/tsumugitaku.html

ホットロードのロケは昨年の12月
冬の透明が空気感がまるで何かの予言のようでした。今朝の夜明け前〜夜明け後〜夕方の空も、静かに季節が移り変わるような静寂に包まれてました。（21:45追記）