もう狭い会場は写真展とは思えないほどの熱気に包まれてました
真っ赤な夕日が沈む時間帯に出かけるのは私としては珍しいのですが、yOUさんの写真展のレセプションとあっては、朝からいそいそ。実は、昼過ぎに日頃お世話になっている「海辺のライブラリー」の活動報告のプレゼンターを務め、一端家に戻ってお昼寝ね。なんやらぼーっとしてましたが、会場の熱気で目が覚めました。
まずは、小唄端唄の寿ユニット・ななまみ
ざわざわした会場は凛とした佇まいのお二人が登場するだけで穏やかな空間に。写真展のテーマ「粋」をそのまま目の当たりにして、じーっと見つめるばかりでした。阿吽の呼吸で披露される小唄、時折「ハッ(ホッとも聞こえる」合いの手、静かで力強く染み渡る艶ややかさ、その風情にぞっこん参ってしまいました。ラストの唄では手拍子もでて「小唄では(手拍子は)ないんですが...」と、まみさんもニッコリ。
会場の空気感を一変させてしまうTAMAYOさんのバーレスク
唖然としてしまうMCに誘われて花道を歩くその姿だけで、ただでさえ熱気で息が詰まりそうな会場は、いったいこの熱気をどこへ持っていけばいいのか、と誰もが心配してしまうほどにヒートアップ。真っ赤な照明の前に立ちはだかり決めのポーズで一瞬止まった時には鳥肌とため息。狭いステージを大胆にも使うその姿をかぶりつきで見ていました。
ああ、なんとTAMAYOさん、腰砕けでしゃがみこんでいた私の顔にその秘められた場所を...
ちょうどその中に埋められてしまった私。ああ、それも数秒間も。ああ、それも、少しずつ衣装が少なくなっていくごとに何度も...。三回目以降は覚えていないんです、私、実は。何故(なにゆえ)に、私だけが。うん、やはりラテンの切なさをにじませて佇んでいる紳士の色気に惹かれたのでしょうか?いや、単に...。ああ、本当に最後の一枚まで...ああ、その姿に完全にメロメロ。あとで、知ったんですが、これが「空気肌」なのだろうか、と。
yOUさんを含めた四人の女性、カレイドスコープのような「愛の賛歌」
その前には、心すらも失われていくよう。それぞれの温かさとクールネス、優しい笑顔と思わずハットするような鋭い視線。感情に流されない情感。ミーハーな私は、思わず駆け寄りTAMAYOさんにサインをいただいてしまいました。なんか、このまま帰るのも忍び難く、乃木坂で遅いディナーを楽しんだ後に、いつまでも残るその感触にさらに夜の深さを知ることになりました。
■TAMAYOの世界
http://www.saorism.jp/
■寿ユニット・ななまみ(小唄端唄)
Facebookページ
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。