これが大好物で何年も通っている神田「まつや」
まぁ、カメラとかクルマとか時計とかワインとか(時にはご婦人とか)…こだわり始めるときりキリがないというか、身上をつぶしてしまいそうですね。蕎麦も、それなりにこだわりがあって、前職でお世話になった大先輩が突然退職して蕎麦打ち職人になった時は驚きましたし、蓼科の蕎麦屋は一品のみで出てくるまで40分以上待つことも。うんちくやこだわりが強すぎて純文学。よく、あるんです、頭で考えることが多すぎて理屈っぽい。う〜ん、でもね、こういうのってちょっと面白くもない。普段着のような蕎麦屋で気のおけない時間を過ごす方が楽しいに決まっている。そう考えると、神田「まつや」で過ごす時間は今の世の中とても貴重。
いつのまにかその距離感も縮まりしっぽりと...
蕎麦味噌を箸でつまみながらまずはビールで喉をうるおしほっとひと息。お好みで、そうね、親子煮、わさびいも、とりわさ、いたわさ、うに、焼き鳥のどれかと熱燗を二本。やったりとったりしながら、蕎麦をお姉さんに注文。お酒でほんのりとふわっとした頃に届く蕎麦。いや〜、にやけてしまうほどのタイミング。お酒やあての小皿をかたしてもらい、蕎麦を目の前にして、もう一度ニンマリ。ねぇねぇ、これなんですよぉ、この気のおけないあの感じ。私がわざわざこうして言わなくても、みんな知っているんです、その良さを。だからちょっと並ぶことが多い。でも、この雰囲気と味わい。いいんだなぁ、好きなんです。千鳥ヶ淵で冷えた体ももうすっかり温まりました。
神田須田町付近に行ったなら是非足を延ばして欲しい。
出来たらお二人さんでしっぽりと、ネ。
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