澄み切ったくりくりの瞳がその状況で表情豊かに変化するのにも魅せられてしまいました
小薇のアシスタントになるためにOLを辞めて只今修行中のファンファンこと佐帆さん。今年の7月からだそうです。一人の女性の人生も変えてしまった小薇も素晴らしいけど、食の世界に飛び込んだその真摯な姿にも、ちょっぴり(いやそれ以上に)心を揺り動かされてしまいました。下ごしらえからテーブルセッティングまで献身的に働くその姿は、けっしてイヤミや外連味もないのは、きっとその人柄からなのでしょうね。ちょっとした突っ込みにもどきどきしながら真剣に答えている姿にも、なんかこのぅ…いいんだなぁ…。
小薇の粋なはからいで、初デビュー
トマトと玉子の炒めものと麻婆豆腐。麻婆豆腐はラム肉の挽肉を使った本格派にトライ。トマトと玉子の炒めものはお土産に持参した浦安市場山田商店のぷりぷり玉子で急遽決まったワケで、佐帆さんそれだけでドキドキ度もMAX。麻婆豆腐の方は小薇のアドバイス一切なし、キッチンにも入らず、といったように師匠と弟子の厳しい世界。MTGをしながら音や香りを観察している小薇の姿も印象的でした。
そして、出来上がりには全員のOKが出たおいしさ
小薇も「これで良いところも悪いところも分かったワ」と厳しくもやさしいコメントとまなざし。まぁ、初めて会う人四人に、いきなりお料理を作りなさい…というのも、それはそれでたいへんだったんでしょうネ…。我が家でも何度も作っているトマタマですが、小薇から私にワンポイントレッスン。
Bori「玉子には下味付けないの?」
小薇「玉子に塩を入れるとふっくらとしなくなるの」
Bori「こしょうを使わないけど」
小薇「トマトを炒めるときの塩、砂糖だけでいいのよ」
なぁ〜るほど、こんなところにもポイントがあったんですね(メモメモ)
垢抜けている…というか
容姿、態度、行動が洗練されている(素人っぽさや野暮ではない)
古い日本小説が好きな佐帆さん。それなら、江戸後期〜明治初期の江戸・東京のいまでは幻の街に住む市井の姿を表した落語はどう?そして、なによりも江戸を体現できた志ん朝さんのイキで艶やかな姿を聴いてみたらどうですか、とお薦めしてしまいました。部屋に散在しているCDの整理をしながら、う〜んどれがいいかなぁ…とか選び始めています。
今の世の中、こんなにも一生懸命な若い人に接することができて、かえって自身の襟を正してしまう、私でした。
●シャウ・ウェイの幸せ中国家庭料理〜アシスタントの部屋〜
http://lastgloria.blog.fc2.com/
(続く)
Sahoさん!
こちらこそ、色々とありがとうございました。
東京ガスもナイスなフォローがあったようですね。
落語の世界、私が知っているのはほんの一部かもしれませんが
お薦めの=好きなのを選んでみたいと思います(^_^)
投稿情報: Borinquen | 2011/08/27 06:28
先日はどうもありがとうございました!
borinquenさんにお会いできて、嬉しかったです。
また、恥ずかしくはあるのですが、このようにblogでも紹介してくださって、ありがとうございます。緊張しっぱなしの一日で、失礼が無かったか不安でしたが、好意的に受け止めてくださって本当に光栄です。
「シャウ・ウェイの幸せ中国家庭料理」はborinquenさんが命名したというお話を伺い、お二人の信頼関係の深さを改めて知りました。日曜日は反省点も多く、学ぶことはまだまだ沢山ありますが、この先に何度も失敗することを覚悟して、一歩ずつ成長して行こうと思いました。
落語には以前から興味がありまして…。歌舞伎は好きで、東銀座の歌舞伎座にはよく足を運びましたが、寄席にも行ってみたいと常々おもっていました。幼い頃から笑点(大喜利)が好きでしたが、円楽(五代目)さんはこの目で拝むことのないままこの世を去ってしまったので、ぼさっとしていないで学ぼう!と思っています^^
ご教示を頂けると、助かります。
CDはお暇があれば…で構いませんので、よろしくお願い致します。
投稿情報: Saho | 2011/08/25 22:16