季節には季節のものを食べることも大事
次の季節の扉が開いて新しい季節。前の季節は背中を丸めてその扉を閉じる。なんかそんな感じすら覚える今日の朝。三週間ぶりで走りました。午前中から用事があったので短い距離でしたが、心地よい海風と柔和な日射しが私たちを包み込んでいました。「よろそろ帰ろうか」なんて会話も久し振り。初夏の朝を肌で感じた私たちは、晩ご飯のメニューを帰り道で決めていました。
①鰹のさくを四等分
②鰹に塩を振り30分ぐらい置いておくことで炒めたときの臭みが取れる
③サラダ油で全体が白っぽくなるまで焼いて、油を切り冷蔵庫で冷やす
④玉ねぎとズッキーニをから揚げ
⑤にんにくを炒めアンチョビと赤ワインヴィネガーを加えて煮詰める
⑥汁気が半分になったらバルサミコを加え、塩・胡椒・隠し味の砂糖を加える
⑥オリーブオイルを少しずつ加えてフライパンを揺すりながら乳化
⑦④の玉ねぎを加えて冷ます
⑧お皿に、ルコラ、クレソン、ドライトマト、ミョウガを敷く
⑨鰹を盛り、⑦の玉ねぎソースをかける
⑩揚げたズッキーニとディルを散らす
う〜ん、おそろしく手間のかかる料理。これをワインを飲みながらだらだらと二時間。
野菜をたっぷりと、そして旬の鰹。鰹にナイフを入れたときにレアな鰹、自家製ドライトマトと野菜をからめて一口。これはたまらないほどの時間。二人とも一瞬無口になるほどです。レシピは「センスを磨こう!」とメッセージをくれた落合さん(LA BETTOLA)の本から、我が家のアレンジを入れています。タイトルにあるように、江戸っ子にとっては鰹は特別な存在。しかも初鰹を食べないと江戸っ子の恥とばかり、女房の着物まで質に入れまでしてお金を作ろうとする亭主。落語の世界でお馴染みの話。いいなぁ、こういうの大好きです。どこか、とんまでおっちょこちょい。それでも愛すべき人たち。自分の価値観だけを押しつけてくる人間にはない、ほんのりとした温かさ。そういうのを大事にしたいですね。
季節が変わるといえば、近所の総合公園の風に揺れるしろつめ草
まだまだ、震災のまま放置されていたり、土砂が集められていたりします。それでも、公園内はしろつめ草の絨毯がとぎれもなく広がっています。走り終えたときに、風にそよぐ小さな花たちを見ていると、疲れもどこかに飛んでいってしまいそうです。
Reading this makes my decisions eaesir than taking candy from a baby.
投稿情報: Brandi | 2011/09/23 16:56
かっちさん!
こちらこそ、はじめまして、バースにお住まいなんですね。
どんなきっかけで...あたりはじっくりBLOGでね。
そういえば、同じマンションの方は、季節によってニュージーランドにお住まいです。
浦安方面は徐々に復旧〜復興して普段の生活に戻っています。
海からの爽やかな風につられて境川〜総合公園を走ると、体の毒素が抜けていくようです。
これからも、ちょこちょこのぞいてみて下さい...ネ(^_^)
投稿情報: Borinquen | 2011/05/22 08:32
はじめまして。
私は今川に住んでいた主婦ですが
2年前にオーストラリアに移住しました。
今回の震災後、ふるさとの浦安のことが心配で
いろいろ検索しているうちにこちらに辿りつきました。
悲しい写真だけでなく公園の花など少しずつでも復興している写真が見られてとてもうれしいです。
これからも時々のぞかせて下さい。
投稿情報: かっち | 2011/05/21 08:48
我が家も昨晩初鰹だったよ♪
でもこんなお洒落な料理じゃなく、ちょっぴり下品な居酒屋風だった^ ^!
レシピは今日のブログに載せましたので、見てくださいね!
投稿情報: 小薇 | 2011/05/16 11:25