月に惹かれて総合公園まで
少し早めに帰宅中、月齢14.0の月に惹かれて総合公園まで。途中、近所の小学生と挨拶。お受験のため夏休み返上で塾通い。やれやれ。暮れかかる空と海がとてもきれいでしばらくぼんやりとしていましたが、ふと振り返ると焼けるような夕焼け。今度は、夕日に向かって帰宅。藍色と桃色に染まる空に、激しく突き刺す沈みかけの茜色の光。読みかけの本の一節を思い出していました。
女性は怒りたいことがあるから怒るのではなくて
怒りたいから怒っているのだ
そして怒りたいときにちゃんと怒らせておかないと
先にいってもっとひどいことになるのだ
『遠い太鼓』(村上春樹 1990)を読んでいたら思わず苦笑してしまいました。ちょっとだらしなくていい加減な夫。真面目できちんとしている妻。その間にしばしば精神的無人地帯のようなものが形成される。夫婦の間の口論はパターン化してシリーズ映画にも似ている。全ての夫婦(または男女間)にあてはまるかどうかは疑問ですが、フフフ...と思ってしまいました。
実はこの『遠い太鼓』はいままで読んでいませんでした。『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』を書くために、ギリシア〜イタリアに三年間住んでいた時の話がテーマ。Twitterの村上春樹のつぶやきはtwittbotと呼ばれる自動UPを使っているので、実際に今MacやiPhoneを使ってリアルでUPしているワケではない。今までの著作から、なんらかの基準で選択された文が引用されている。「英語というと「スモール・アワーズ」、スコット・フィッツジェラルドが「魂の時間」と呼んだ時刻 遠い太鼓」とあったのが数日前。なんか気になってamazonの中古(送料込みで400円)で購入。実にあざやかなプロモーションだなぁ...と苦笑い。でも、なにかのきっかけになるので、やはりTwitterは優れたメディアだなぁ、と思う。
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