自然で本質的
古い民家のような佇まい。カウンター5席ほど。メニューを貼り付けたビニールシートがなければ厨房に手が届きそう。注文以外は会話がないが、淡々とラーメンを作っている姿に驕りや妙な馴れ合いがないため心地いい。
床羅臼塩に昆布貝柱などを煮込んだスープは、その凝縮した旨味加減がとてもおいしく、上品ながらも奥深い。麺やチャーシュー、ワカメとの調和にも無駄がなくスムーズで際立っている。黄身がトロトロの味玉はTKGにしたらさぞかし旨いだろうと思わせた。そう、もうひとつの主役な坦々麺にも期待してしまった。
濡れた蓮。雨音に混じる、近くの音楽堂から聞こえる生バンドに藤森美伃のズンドコ節。
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