何はともあれ上品
しかも家元仕様。がんこの基本は、おごることのない佇まいから生まれる懐の深い胸熱スープだ。一口目からすっと持っていかれて後はなすがまま。週に一回はこれを味わいたくて途中下車してしまうんだ。
「盛りは?」
「上品を普通、家元仕様でお願いします」
「俺の場合はネギだけ」
「色々と入れてください」
なんて他愛のないやり取りもどこかうれしい。
「他に色々食べるからネギだけなんでしょ」
と女将さんのツッコミ。
ああ、このほんわかしたやり取りを見るのも数日かと思うとちょっぴり寂しいナ、やっぱり。間隔を置き(ソーシャルディスタンス)今日は10人待ち。ニクイなぁ、ウマイなぁ...とじんわりしながらゆるい坂道を歩いていた。
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