遠刈田温泉
お出迎えは三匹の猫。お湯の特徴は食塩水及び硫酸ナトリウムを主体とするもので、やわらかい湯質は神経痛やリュウマチ、婦人病などに効用があるといわれている、と宿で説明を受け、チャックイン後すぐに部屋にある露天風呂に体を沈める。久しぶりの登山(登山というほどでもないけど、実は)でギシギシした足腰にじんわりとしみ入るお湯が気持ちがいいなぁ。どちらかというとぬるめのお湯が好きなのでちょうどよく、自宅から8時間、運転の疲れも取れてすっきり。
この味付けに唸る
宿から徒歩10分、宿内の施設をあえて避けて温泉地を探索。興味深いトレーラーハウスも人気がなく、まだ明るいので観光客もいない、どちらかといえば殺風景な町並みを、遠刈田ってこけしも有名だったのね、とか話しながらカランコロン。宿屋で勧められた店を探している期待と不安、どこにするか迷った末訪れたのが「番や」。
店に入った途端、これはいい店に違いないと思ったのがカウンターに並べられたお惣菜の大皿の数々。うん、こういうの好き。切り干し大根、豚の角煮、たらとししゃものフライ、アジとカツオの刺身、牛タン...。味付けはやや甘めながらしつこくなく控えめ。この塩梅ががなんともいえずおいしい。そして、宮城のお酒、乾坤一(柴田郡村田町)、日高見(石巻)、Zao(蔵王町)。なかでも、日高見はこってりとしながらも味わい深く、やわらかい味付けを引き立たせて寄り添う。
お湯に再び
宿に戻って、今度は大浴場(やや強めの湯質)と大露天につかって、はぁ〜とため息。仙台からなら往復二時間。日帰りでお湯を楽しむのもいいだろう、きっと。
豪華な朝もまた
なんとなくそうでもないだろうと思っていた施設内の食事処。それがまったく勘違いだったのに気がついたのが朝。んまぁ、見た目もさることながら味付けがまた私好みでおいしい。きく屋でラーメンの予定だったのでご飯のおかわりは一杯だけにしたけど、とろろであと二杯は...なんてことも...。
インターネット(Booking.com)で探した宿も遠刈田温泉も初めての場所。着くまで、どんな場所かなぁとドキドキだったが、十分満足して体も心もスッキリ。今度は、夕日が沈む(また朝日が登る)海沿いの露天風呂を探してみたい。もちろん、ロードスターRFと共に。
■まほろばの湯
http://www.mahorobanoyu.jp/
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