幡ヶ谷から5月に移転
ずいぶん久しぶり。もしかして4年ぶり。12年間の幡ヶ谷から新宿御苑へ移転したことは知っていたが、ようやく足が向いた。裏路地にひっそりとしているのは幡ヶ谷時代と同じだけど、平日開店直後で長蛇の列。しかも店内にも10名ほど。創作麺工房鳴龍(大塚)と共にミシュラン効果というのをこういうことかとマジマジと実感してしまう。
うん、確かにおいしい
真鯛と蛤プラスアルファのトリプルスープ、トリュフオイルの風味、SPFポークの肩ロースとレアルベジョータのバラ肉の二種類のチャーシュー。味に変化をつけながら食べ進む楽しみも妙にうれしい。
でも、何かが足りない
その足りない部分が大きいのではないかと。おそらく、昨日食べても明日食べても同じ味がするだろう、きっと。そつのない味は、実は面白みのないものに感じてしまった。一条流がんこラーメンや柴崎亭、神田まつや、大徳家(千倉)、Indy's(千倉)、魚竹(築地)、泉銀(浦安)らから受けるなんとも言えない情緒のようなものが、ここにはなかった。ぐぐっと惹きつけられ後戻りできないものを大事にしたい。私の好みなんだろうが、そういう何かを感じさせる店にやはり通いたんだなぁ...。
失われていく街並み
何十年ぶりに新宿御苑下車。古い建物が人知れず失われていくのは無駄なオリンピックに向けてさらに加速されて行くと考えると、いよいよもって悲しい。
コメント
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