四谷荒木町がんこ悪魔を
と聞いていてもたってもいられず9:30到着。初の一番乗り。仕込みを始める前の大将と30分ぐらい話す機会を得ました。「(四谷荒木町一条流がんこラーメン総本家に)年内中に一度行きたかったけど行ってきたのでがんこ悪魔を作ってみようと思った」「ラーメンの味もそうだけどあの親父さんの心意気がすごいと思っってじっと見ていた」。柴崎亭と一条流がんこラーメン総本家をとにかく愛する私にとってこの上ない企画に胸が踊ります。
うぁ、この匂い
そうなんです、一条流がんこラーメン総本家に漂うあの匂い。スープの蓋を開けただけでフワ~ンと漂う匂いこそが秘密のスープの匂い。これはどうなるのかなと思って待っていると出てきた丼を見て驚愕!
ゴロンと大きく切り分けられたチャーシュー
煮込まれたバラ肉
煮込み卵
スープの色
まるで悪魔。数多くのファンを中毒にさせている悪魔そのもの。しかも、スープが先、麺を茹でてスープへ、その後チャーシューを切り、バラ肉、ネギ、卵と合わせてトッピングという過程も丁寧になぞるほど。そして、麺を平打ち麺にしたところが単に形だけを真似しただけに終わらないこだわり。
ウム、これは自由が丘と悪魔の中間
自由が丘ほど鰹出汁が目立たなく悪魔ほど凶暴ではない。ああ、それで小悪魔だったのねと納得。スープの元は何なのかを感じる間もなく平打ち麺を一口。噛めば噛むほど味わい深さが口内でざわめく。個人的には普通の麺の方が好きですが流れに任せてしまう。
チャーシューとバラ肉はわりとあっさりめの味付け。それでも一緒に付いてくる小ご飯にのせて肉丼にしてみた。双方の肉の量がたまらなく多く食べるのに時間がかかってしまいました。そうそう、日本一醤油のせいか「下品」ではなく「上品」、いつになく華やかだったのは女子大生アルバイトちゃんのせいだったのかな。
ああ、リスペクト、リスペクト
お互い向いている方向性は違えども心意気が一緒。常においしいものを全力を尽くして作り出す二人。値段も700円で一緒。敬意と感謝を込められた一杯のラーメン。そこには奥深い志のようなものを感じてしまった。
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