荒木町の家元が絶賛しているという
ただそれだけで、普段クルマで通り過ぎるだけの都営新宿線曙橋を初下車。炎天下を歩くこと約8分。世の中に様々なラーメンがあって各店切磋琢磨している(していない店もあるけど)。その中で荒木町の家元も思わず唸るラーメンを味わいたく迷わずラーメン。ちょっと迷って半チャーハンのセット。
むむ、このスープは
昆布や鰹だしに頼らない昔ながらのスープにみなぎる力強さ。醤油ラーメン好きにはこたえられない滋味にあふれている。麺は細身のチリチリ麺、これは好みが出ると思う。厚手のチャーシューが二枚、メンマと青菜のシンプルな佇まい。削るとこすらもないシンプルな味わいにちょっとマイってしまう。前のめりに悶絶ぅ!なんてこともなく静かな経験値に身を寄せてしまう。
しっとりとしたチャーハンもまた
実はパラパラのチャーハンよりもしっとりしたほうが好き。濃い味のザーサイと合わせて食べるとちょうどいい塩加減も実にうれしいかな。手のひらサイズの大きさも妙に親しみやすいくてかわいいく俄然支持。
店名から台湾風に思えるが町の中華屋。幼いころに同級生の家がやっている中華屋で初めてラーメンを食べた記憶すらも甦る。好きだなぁ、こういう店。向かいの席のお客の麻婆豆腐もウマそうだったので、近くに行ったら(移動中途中下車して)また寄ってみないと。
大通りを少し裏手に回ると人懐っこい町
公園では何故か通りに背を向けて昼食中の人たち暑いのに)、リベット剥き出しの曙橋(初めてまじまじと見てしまう )、もう誰も見向きもしなくなった選挙ポスター=大急ぎで都知事選用に張り替えられていくらしい。まるで陽炎のような東京の町の原風景を見た気になったののは、暑さでグラグラしていたせいだろうか。
ああ、そして荒木町の自由が丘が無性に食べたくなっている。
■台湾屋台新台北
東京都新宿区坂町28-5
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