ポタージュ・リエ
ポルトガル風にんじんのポタージュ
リエ(lie)は「つないだ」という意味で料理の世界では「とろみをつけた」と。開くたびに思わず襟を正して背筋を伸ばしてしまうほどの辰巳芳子先生の「あなたのために いのちを支えるスープ」。和洋のスープを通じて食材、作り方、基本的な姿勢も学ぶことのできる優れた著書です。何度も読み返して時間と手間をかけて試行錯誤中。
冷たい雨が降る休日にふさわしいと選んだのが「ポルトガル風にんじんのポタージュ」。にんじんのポタージュにトマトと生米を加える事によって生まれる滋味をどう定義していいのか分からないほどの素晴らしさです。丁寧に解説されている内容をきちんとなぞることによって(つまり自己流にしないで)ちゃんとした=しかもおいしいものができる喜びも合わせて。
数年前に大事な人に心を込めてスープを作っていた、とある女性の事も思い出して。そして、きちんと丁寧に仕事ができるママボリンケンって、やっぱり...。
ころもにオレンジの皮をすりおろしを加えて
日頃からお世話になっている方のFacebookを見ていたらカジキのことが。うん、今夜はカジキのパン粉焼きと決定。どこかで教えてもらったのが、ころもにオレンジの皮をすりおりおろしを混ぜること。細かく砕いたパン粉にパルメザン、イタリアンパセリ、オレンジを混ぜて生カジキの上に敷き詰め、200℃のオーブンで約15分。オレンジの香りが梅雨のややうんざりした気分をどこかにやってくれます。
■あなたのために―いのちを支えるスープ / 辰巳芳子
http://www.amazon.co.jp/dp/4579208250
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