入るまであと三時間かかります…
皇居で花見ができるというので「皇居乾通り一般公開」へ。渋谷で野暮用を済ませたあと昼前にママボリンケンと合流しましたが、すでに三時間待ち(9万人が集まったそう)。皇居はあきらめて千鳥ヶ淵まで。途中の坂道も北の丸公園も、おそらく最後の花見になる週末のためか大混雑。ややうんざりしながらも、今朝聴いていた志ん朝さんの「百年目」を思い出してました。
うう、ただねえ、と言ってね、人がいなきゃいいかェと、このね、花見というものはね、誰もいないとこでこう見ているとってェと、まことに淋しいもんだね。うん、これは花のほうで人を呼びたがってんだ。ねえ?淋しがり屋なのかもしれないよ、この花てェものァ。ねえ、どうだい?ここイ来るってェと、みんなでああして浮かれてくる。自然に浮かれてくる...
雨が降ったり晴れたり忙しい空模様
千鳥ヶ淵は、峠を過ぎて散り始め。それでも、やはり独特の雰囲気=死の世界に通じる何かも感じて、やはり毎年来てしまいます。静かに歩く老夫婦、外国人、ワケありのカップル、写真オヤジ、たまには若い子…。それぞれの思いで来ているんだなぁ、きっと。千鳥ヶ淵のあとは恒例の「花田」で器を選んで須田町へ。
やっぱり好きだなぁ、まつやのおそば
三時間も歩きまわったものだから、まずはビールで喉をうるおして、わさびいも、焼き鳥。熱燗を二本ちびちび。酔がほんのりとまわったところで、鴨南蛮の大盛り、天もりせいろ二枚。ううん、やっぱりこれなんだよなぁ。花見帰りとおぼしき人たちで満席でざわざわしてますが、日本酒一本とざるですっと帰る人、じっくりと日本酒を楽しみながらもりの人、勇気がなくて頼めないカレーそばを汗をかきながらの女性、親子丼やざるをシェアしているインド人六人組。朝から何も食べていなかった私たちはつられて、玉子とじを追加。これまたおいしい。
帰りは秋葉原から高速バス
万世橋駅を改築した「マーチエキュート神田万世橋」中をブラブラ。う〜ん、コンセプトはいいと思うけど、扱っているものが浅くて、鉄道模型のお店はおもしろかったけど惜しくも自分としては素通り。帰りは高速バスで家の前まで熟睡してしまいました。
コメント
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