音楽が生まれてくる瞬間を本人の声で知る
数多くの名曲を作詞家ハル・デイヴィッドとのコンビで創りあげていたバート・バカラック。本人が語る自伝を手にして、98年にリリースされたRHINOのコンピレーション(ひと通りのキャリアはこれでおさらいできる)を聴きながら、一気に読んでしまいました。
四度の結婚や子供のことなどの私生活よりも、やはりキャリアをスタートさせて、チャンスを手にしてヒットを作るまでの過程を読むことはとてもスリリングな体験。まるで、スタジオにいるような臨場感すらも感じます。ディオンヌ・ワーウィックの「ボサノヴァを作ったのはバート・バカラックよ」なんて誤解した(とてもお馬鹿な)発言もありますが、スタジオで作られた音楽には偽りはないはず。
大好きな「Look Of Love」は初めはインストゥルメンタルだったとは知らなかったですし、 「雨に濡れても」の録音時のB.J トーマスは風邪気味だったとか、「Close To You」はオクラ入りだった曲をリチャード・リン・カーペンターがアレンジして成功したとか、本国よりも英国のミュージシャンらによる再評価など、音楽好きにはたまらないエピソードだらけです。 巻末の資料も貴重なので、心ある音楽ファンに是非に。
...私はあまり勉強もせずレコードばかり聴いていました(^_^)
投稿情報: Borinquen | 2014/01/18 13:10
同感!!!丁度受験お勉強中^^だったかも...ええっと?映画のサントラでは!?記憶が消えかけてます...^^
投稿情報: ピポ | 2014/01/15 12:18