息をのむほどの日没直前の静寂
松尾芭蕉が愛した風景ってこうだったのねと溜息。日没直前の静寂がこれほどまで穏やかだとは。湯に浸かりさっぱりとして持参した「伊達」を少しずつ楽しみながら、眺めるだけでした。闇が深くなり始め潮が引いて湾の底が見えてくる頃には階下の部屋に灯りが付いて幻想的な眺めもまた格別です。
秋口に昼食を食べてとても気に入ったので宿泊予約
本当は大晦日に泊まって新年を迎えたかったんですが、やはり隠れた人気の宿ですので数年先まで予約済み。それなら、12/30-31ではというので、予約が出来て、それから少しずつ貯金。考えてみたら、ママボリンケンの実家の皆さんと泊まりで出かけるのは初めて。愛くるしい案内の女性がなんと祖父の実家近く出身というのも、なんとまぁ親しみを覚えていいもんですね。
わしが國から始まる宴
旅のもうひとつの楽しみはおいしいご飯。料理長が心を込めて調理した盛り付けや器も楽しめる宴、立入酒としての「わしが國」を更に頼んで通しました。地元でとれた海や山の幸には、地元のお酒。少しずつ酔が体に沁みわたるような心地よさ。
立入酒 わしが國
前菜 牡蠣プリン、山浅月と赤貝酢味噌和え
吸椀 甘鯛成瀬蒸し
造り 本鮪 鯛 北寄貝 あおり烏賊
中八寸 師走の香
蓋物 鱶鰭と雪菜
焼物 調理長お任せ焼き(牛肉)
口直し トマトの甲州煮
温物 牡蠣と仙台芹の小鍋仕立て
食事 お好み釜焚きご飯(小海老)
止椀 味噌仕立て
甘味 栗のブリュレ
平成二十五年 暮古月
翌朝日が昇り始め湾をキラキラと照らし始めて
声に慌てて外に目をやると、気持ちよさそうに一羽の鳥が浮かんでいました。仲間か番いを求めるか細い声が島々に反響して朝を告げてます。朝日がキラキラと光の道を映しだすのを見ながらの朝食もまた格別ですね。食後は遊歩道をぶらぶらしながら海を眺めたり年賀状用に写真のロケハンをしたりしていると、もう帰る時間。最後まで控えめながら心のこもったもてなしに再訪を誓って宿を後にしました。
(写真は真木よう子似のママボリンケンの妹さんのも借りてます=館内とお料理とか)
■松島佐勘 松庵
http://www.shoan-umine.com
コメントありがとうございます。
そういえば、平泉のりんごもホントおいしいですね。
今年の年末ってずいぶんと遠い日々なので、笑顔に会いたくて春先またはお盆に再び再訪したいです\\(^O^)//
http://borinquen.typepad.jp/blog/2013/11/apple_iwate.html
投稿情報: Borinquen | 2014/01/09 20:48
松島佐勘松庵の小楠です。
この度はお越し頂きまして誠に有難うございました。
またお手紙とお写真も届きました。有難うございます。
早速ブログを拝見させて頂きました。
素敵なお写真ばかりで、スタッフ一同感激しております。
すぐにお返事を申し上げたくコメント欄にて失礼致しました。
また皆様にお会い出来ます日を心よりお待ち申し上げております。
これからもブログ楽しみに拝見させて頂きます。
投稿情報: 松庵 小楠 | 2014/01/09 18:15