家庭画報に掲載の野寺さんの不忍池の桜を見て思い立って
丸の内での打ち合わせのあと、さいたまに行く前に何十年ぶりで不忍池へ。以前は、根津に住んでいたので秋葉原とかの用事の時は毎回不忍通りと通っていましたが、思い出し思い出し上野公園の裏へ。昼前の不忍池周辺ってなんか独特のムード。6本立てのピンク映画っていったいどんな人がどんな用事で行くのか不思議。
ワンコインプロレスのチラシ、ガラクタとしか思えない古道具、じゃれている若いアジア系の集団、ここにはアベノミクスのような邪悪なものすら届いていない雰囲気 。
桜はもう八重桜で、残念ながら桜並木が池に映っているなんて感じではありませんでしたが、なかなか落ち着く場所なんですね。時代から取り残されているというか、時代が止まってしまっているというか、なんともいえない感じ。
最近図書館で借りてきて寝る前に少しずつ見ている(読んで)いる野寺さんの本
いい写真を撮る(いい写真が撮れる)には、スペックでは語れないものがある。そのヒントや心構えのようなことが、誠実で温かみのある文書と写真で語られています。
15.最初の1枚目は100パーセント直感で。2枚目からは冷静に
「ハッ」と感じた瞬間、とにかくシャッターを押そう。チャンスはすばやく逃げ去る。しかし2枚目が撮れる状況であれば、できるだけ冷静にファインダーを覗こう。ただし2枚目がいいとは限らない。
なんてとてもいい言葉たちを何度も心のなかで反復してしまいそうです。
■野寺治孝さんのサイト
http://www.nodera.jp
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