店構えに妙に惹かれて、時間が押しているくせに入ってしまったカフェ
ここで(西新宿のどまんなか)20年以上もカフェを続けているんです...と、忙しそうな店員さんから聞き出した話。ハイチ大使館の協力によりセンマーク地方のコーヒーを直接仕入れ。店内も時代が止まったような雰囲気と、なんと473円のコーヒー。
なんかこのまま居座ってしまいそうな、ものを考えるのも愚かに思えてくる空間があったなんて、軽いショックを覚えてました。ランチライムから外れた時間帯は僅かなお客しかいませんでしたが、横で注文されていたハイチ風ドライカレーがひどく気になってます。
初めてハイチという国を初めて知ったのは
浅井慎平さんの写真集「海流の島々」というから
...
たとえば、ジャンゴ・ラインハルトのギターのように人間の暖かみが、メロディにあった。それにヨーロッパの薫りがした。そして、ラテンの情熱が匂った。夜の深さが見えた。エレクトリックな楽器が混じりながらも遥かな過去を秘めていた...
見知らぬ国やそこに住んでいる人の日常
ゆらゆらとうごめくギターと妙な高揚感のあるリズムに支配されるアルバム(LP)を手にするには、もう少し時間がかかりました。考えてみれば、サルサ前夜は、自分に与えられた糸をたどることも知らずに、ある場所にいながら、同時に、他の場所にいる中途半端な日々を繰り返していたのかもしれません。
■カフェハイチ
ハイチコーヒー・ハイチ料理
新宿センタービル MB
Tel:03-5322-3620
コメント
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