1940年代に、R&Bでもないジャズでもないごった煮のようでもいて、R&Rやソウルにも影響を与えていた音楽、それをジャイブと呼んでいました
その第一人者がルイ・ジョーダン。元々音楽にジャンルが付けられるのはいつでも後のこと、気が付いたらジャイブとでも呼ぼう。そんな感じでいいのかな、きっと。
ズンズンと前に進むリズムセクション、軽やかな管楽器。ちょっと、おどけたようなノヴェルティな本人の歌。楽しく笑い飛ばしてしまえば、なんのその。こういうのが、R&Bやポップスのチャートで1位になる、いい時代もあったんですね(もちろん良心的な人達は顔をしかめていたのかもしれませんが)
「BUZZ」は電話のベルで、彼女に電話をかけてくれ…とあい哀願している歌になってます。ちゃんと音楽として聴けて、しかも見てておもしろい(おかしい)音楽って、なかなかないので、こうして映像に残っているとうれしいですね。
家にある唯一のアルバムは、今年夏に亡くなった中村とうようさんが選曲・解説をしたコンピレーション
これで一通りルイ・ジョーダンのことも分かってしまうアルバムとなっています。それにしても、ルイ・ジョーダンのジャケットって同じ表情の写真ばかり。この辺にも、当時の黒人音楽家の置かれた位置というものもあるんでしょうね。全米1位になった「Ain't That Just Like a Woman (They'll Do It Every Time)」なんてそのまま、ディランが使っているような気もして、色々気になることも多いのでこの辺もじっくり聴きこんでみたいです。(この曲は、Johnny B. Goodのモトになったらしいですけど)
何故かとても愛おしいところ、プエルトリコのコルティーホに近いものも感じてます。
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