ディーバの語源は「光り輝く存在」
お家カフェで荒削りながら才能のほとばしりを垣間見ることができましたが、その小薇が、なんとステージデビューするとあっては、何はともあれ駆けつけることになりました。場所は、住吉の「ティアラこうとう」、主催は小薇が歌うきっかけを作ってくれた、いつもお世話になっている朝田卓樹さんの「シャンソン・カンツォーネの祭典 Vol.16」。「小薇が一生懸命生きて(歌っているので)チケットは私が面倒見ましょう」と朝田卓樹さんの粋な計らいも伝え聞いています。一部と二部に分かれて、生徒さんたちが一回ずつ歌います。皆さん、ちょっと緊張気味なのか、名前と曲名しか話さない。けど、我が小薇はきちんとMCも入れて堂々のステージングです。やはり、お料理教室で説明もあざやかに料理を作っているせいなのでしょうか。
いつもは、フライパンを握ってますが、今夜はマイクを...
結婚50周年の私の両親に捧げます...
あとで聞いたんですが、14:00までお料理教室をしていたので、フライパンの話はタイムリーな話題だったんでしょうね、きっと。
ゆったりとした繰り返しがヒーリングな「アヴェ・マリア」
おもむろに歌い始める小薇のなめらかでゆったりとした声が会場に広がるときに、ちょっと震えててしまいました。祈りに近い繰り返しに、月夜で淡く照らされた夜の海岸で繰り返される波の音を思い出させてしまいます。
歌うことの喜びに満ち溢れた「愛の賛歌」
世界中に愛されているエディット・ピアフの「愛の賛歌」。ピアフ版は割りとシリアスな歌詞もありますが、日本では岩谷時子訳、越路吹雪版が有名ですね。誰でも知っているが、とても難しい曲も小薇はとてもうまくこなしていました。想いをかみしめるように、やや押さえ気味な歌い出しと最後のドラマ性。けっしてイヤミにならないその構成は、人柄すらも伝えてしまう。オペラの歌手だったお母様に、歌うことでとても励ましをもらったと、いつか電話で話をしてくれたことを思い出しました。二次会に集まった小薇の仲間たちも、温かい人たちばかりで本当に楽しかったです。でも、小薇の仲間達は何故か美男美女が揃う...不思議です。
ひたむきな姿ってほんとうに素晴らしいですネ...。
■シャンソン・カンツォーネの祭典 Vol.16
2012年1月19日(木)「ティアラこうとう」小ホール
PM6:00開場 PM6:30開演
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