初めて録音したのがブルーライト・ヨコハマだったんですよ、まったく
中学生の時になんか妙に好きだったのがいしだあゆみでした。TV(まだモノクロだったと思う)のイヤホンジャックとテープレコーダーをつなげて録音したのが「ブルーライト・ヨコハマ」でした。当時のテープレコーダーは勿論オープンデッキ、父親に無理を言って「英語の勉強のため」に買ってもらった、ソニー製の2トラック。まぁ、英語の勉強をそっちのけで、TVやFMのエアチェックばかりしていたら、親父にこっぴどく怒られました(当時の親父はホント怖かった)。
この曲が筒美京平の作曲で、洋楽のノリに「さのさ」のフレージングを乗せた出世作だったことに気が付いたのは、つい最近のこと。
由紀さおりのアルバムが世界的に話題になっているというニュースは11月ぐらいからポツポツ聞いてましたので、TSUTAYAのレンタル解禁に合わせてアルバムを借りました。「実は、歌謡曲を歌いたかったのよ」とインタビューにもあり、「夜明けのスキャット」でデビューした1969年のヒット曲をラテン、ボサノヴァ、ジャズのアレンジで。アルバムの収録曲は次の通りですが「わすれたいのに」はモコ・ビーバー・オリーブだったんですね。この三人好きだったんだなぁ(「ポケットパンチOh!」とかもあったし)。
1.ブルー・ライト・ヨコハマ / いしだあゆみ
2.真夜中のボサ・ノバ / ヒデとロザンナ
3.さらば夏の日 / フランシス・レイ
4.パフ / ピーターポール&マリー
5.いいじゃないの幸せならば / 佐良直美
6.夕月 / 黛ジュン
7.夜明けのスキャット / 由紀さおり
8.マシュ・ケ・ナダ / ジョルジ・ベン
9.イズ・ザット・オール・ゼア・イズ? / ペギー・リー
10.私もあなたと泣いていい? / 兼田みえ子
11.わすれたいのに / モコ・ビーバー・オリーブ
由紀さおりをちゃんと聴いたのは初めてですが、イヤミのない丁寧さ、それでいてどこかあだっぽく思わせぶりなところもいいですね。「ブルーライト・ヨコハマ」のラテン・タッチのアレンジも心地よく、横山剣の世界観にも近そうです。演歌に閉じ込められてしまった美空ひばりも、こうした肩の力を抜いた作品があればよかったのに、とか考えてしまいます。なんか、小川知子、黛ジュン、伊東ゆかり、中村晃子、ヒデとロザンナとか好きだったのが少年が、ロックに目覚めた頃を思い出しました。
ブレイクのきっかけとなったデビュー盤も紙ジャケで再発
う〜ん、商魂たくましいというか…。
余談ですが、ママボリンケンの持ち歌は由紀さおりの「手紙」だそうです。
週末にィヨコハマに行ったものですから、横浜の話で...。
コメント
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