アンデス〜クリオーヤ〜アフロペルー〜クンビア〜現代ペルー音楽〜ラ・グラン・レウニオン
9月のプエルトリコに引き続き、今月はペルー
あまり熱心なペルー音楽ファンとはいえない私(ほとんど知らない)ですが、まとめて知りたくて「音楽夜噺」に参加してみました。解説の水口良樹さん(ちょっとマーク・アンソニー似)は初めて知りましたが、ペルー愛に溢れていて素晴らしかったです。聞き手のアオラ・コーポレーションの髙橋めぐみさんの合いの手(愛の手)も絶妙。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
地域的にペルーは、海岸地域、アンデス地域、アマゾン地域と別れていてそれぞれの特長があり、経済や交通の発展や農地解放の影響で都市部へ人が移動。そこで、音楽もミクチャーしていく。そんな流れも的確に押さえられた解説をメモをとりながら聞いていると、ペルー音楽のあらましがよく理解できました。ちょうど、カイトリ・ソトのことを調べていたので、チャブーカ・グランダとの逸話もありがたかったです。そうそう、カホンに座って叩くのがペルー式、股に挟んで叩くのがキューバ式らしいです。
初めて知ったペルーのクンビアはクセになりそうです
あはは、麻薬のようなリズムにあの容姿。会場もやっぱりするどく反応してしまうアクア・ベージャ。ラテンは「胸よりもお尻」、バンドの連中は「基本小太り、何故かのっぽ」、つきものの「ハイレグ」。これだから、ラテンファンは止まらない、そのまままっさかさま。もう、ずいぶん前にグループもののメレンゲに夢中になりジャケ買いを続けていた頃を思い出しそうな…。どこかスキのあるような音楽とそうじゃない腰つきと視線。こういうのに殿方は弱いんですね。You Tubeを検索していたら子供には見せられないPV(どうやらエクアドルあたりらしい)も見つけてしまいました。「こういうのは下からのショットが多いんです」という現地レポートもタメになりました...。
不思議なサーフ・ギターとクンビアのミックスにものけぞるはっきり実体が分かりませんがエンリケ・デルガド&ロス・デステーヨス。この脱力感はどこからくるのか、これからもっと知りたくなるようなジャケット。会場での解説にもありましたが「どこでこんな風な服が買えるのか?」、置き換えてみるとどうやったらこんな風な音楽が生まれるのか?見ず知らずの音楽や知りかけている音楽のヒントには、アヤシイとか言って笑い飛ばしたりするにはあまりにも勿体ないジャケットの佇まいがあるもんなんです。
初期のサルサのジャケットにも同じような匂いを感じてます。時代がめぐって韓国のガールグループのジャケットにも似たような雰囲気(印刷に質は向上しても)=イナタさをも知ることにもなります。どう繕ってもにじみ出る匂いを隠しきれない。なんか,この辺にも音楽をしるヒントがあるのかもしれませんね。
そして、最後のラ・グラン・レウニオンとても貴重な映像は心にしみました。
リマのバリオ、危険な場所の先に天国があるなんて...。
中庭でのちょっとしたホームパーティーでの楽しそうな写真も印象的でした。そういえば、20年ぐらい前に、ペルー人を中心としたラテンアメリカ出身の連中のホームパーティーにしょっちゅう出入りしていたことを思い出しました。夜の10時ぐらいから始まる焼き肉パーティーがダンスパーティーになり、3時ぐらいに皆で落ち込む。そして、ぼんやりとした朝。なんか、そんなことの繰り返しが妙に楽しかったです。みんなどうしてるかなぁ...。
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