先月からお役所関連の仕様書を色々解読していますが
知らない言葉によく出会います
まずは、仕様書にある「編綴(へんてつ)」という言葉。その意味は、
①文章などをまとめつづること
②とじること、とじあわせること
紙を発明して文字を書き、書かれた紙をまとめて製本して...という歴史は人類が脈々と続けていた行為だったんですね。気になり、「本の構造と各部名称-構成/規格/呼び方/仕組み」を説明しているサイトを見つけましたが、本の部品それぞれに名前が付いているんですね。実に興味深い内容です。「本当は本の装丁デザインをしたかったんです」という話を、フト思い出してしまいました...。
先々週の週末に本棚〜CD棚を整理しましたが、本を手にするってどこか安らぎを覚えます。整理しているつもりが、つい読んでしまいとまらなくなってしまいます。そして、順番に並び替えたり別の場所に移動したり。楽しいんだなぁ...。
そして、畳紙(たとうがみ)
結髪の道具や衣類などを包むための紙のこと
単にたとう、タトウなどとも呼ばれる。 また、詩歌の詠草(草稿)や鼻紙などとして使う、畳んで懐に入れる紙(懐紙)を指すこともある
商品の案内書や企画書(設計書)などをA3を二つ折りにしたフォルダに入れるのですが、このフォルダのことをタトウと読んでいます。よく仕事で使っている個別フォルダーのようなものです。外資系の会社なんだからフォルダーと言ってくれればいいのですが、タトウ=畳っていうんですね、ちょっと不思議。
くるみ綴じの本当の意味をようやく知ることができました
厚さ40mm程度の書類を製本する機材を朝から調べてました製本機といえども、業務用のヘビー・デューティ仕様のものから卓上型まであり、いささかディープな世界が待っています。製本方法は、大きく分けて①中綴じと②くるみ綴じ。中綴じは週刊誌のように、本を開いた状態の紙を重ね、中央部分に沿って針金(ステッチ)にて止める方法。問題の、くるみ綴じですが、私はいままで表紙などが胡桃のような肌触りなので「くるみ」と思っていました。本当は、本文を表紙で綴じる部分(背中)を製本用糊で固めながら接着する製本方法。本体を表紙〜裏表紙が一体となった紙でくるむので「くるみ」になっている。いや〜、自分の無知をさらけ出すようで恥ずかしいです...。
厚さ20mm程度なら数千円で製本機が購入できてしまうことも知りました。しかも挟む表紙部分の背中(ちょうど本体とあたる)の内側に特殊なノリが付いていて、製本機で暖めながら溶かして接着する方法になっています。これなら、部屋に散乱している色々な資料(雑誌や本のコピー)も、製本化すれば整理がつくのではないかと考えています。まぁ、PDF化してiPadで閲覧するのが今風なんですが、紙をめくるのも楽しみのひとつですから。
うん、いつになく地味なBLOGになってしまったけど、たまにはいいでしょ...。
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