和田誠の仕事制作過程が興味津々(画材や鉛筆も気になります)
和田誠さんを意識したのは『お楽しみはこれからだ』を手にしてから。当時は、ハイライトやピースのデザインをした有名なイラストレーターとは知りませんでした。『お楽しみはこれからだ』をキネ旬に連載していたから、もう35年以上の前の話。どうもイラストレーターが好きなものに興味が出る、というよりも当時はイラストレーターが持っているアンテナが鋭かった上に、普通の人にはないチャンネルがあった。それらに反応していたのかもしれません。河村要助さんのドゥワップ、米国ミステリー、サルサ、湯村輝彦さんのソウル、矢吹申彦さんのロック(この三人は100%STUDIOに所属しニュー・ニュージック・マガジン~ミュージック・マガジンの仕事を手掛ける)。
和田誠さんの作品がまとめて見ることが出来る
コンサートの前のたばこと塩の博物館で開催の「和田誠の仕事」に行ってきました。この展覧会のために書き下ろした絵と過去の作品(本の装丁、ポスター、レコードジャケット、絵本)が数え切れないほど展示されていました。多くは初めてみるものだったので、和田誠さんの歴史をたどる意味でも意義のある内容でした。
絵を描いたり(らくがき程度ですが)文字を書くときには、和田誠風になるようにずいぶん真似をしていましたから、原画を見ることができて、ああ、やっと見ることが出来たと色々考えてしまいました。会場では、約30分の制作過程を本人のコメント入りで解説するVTRも流れていて、全編をとても興味深く見ました。グアッシュを使った筆使いや、リキテックスではへらを使って陰影を出したり。やはり、プロは違うと感心することしきりでした。『本の装丁』を以前読んだことがあり、かなり厳しい方のようですが、作品はユーモアに溢れてヒューマン。こんなところにも、長年愛される所以と思います。村上春樹関連の本の装丁も大好きな仕事です。
で、喫煙者には肩身の狭い世の中ですね。私自身も喫煙者ですが、自身煙いのも煙草臭いのも大嫌いです(嫌煙)ので、回りで吸っているだけで積極的に近寄らないようにしています。勿論歩き煙草をしないし、なるべく迷惑のかからないようにこっそり吸っています。値上げの前の日にワンカートンをひっそりと買って、番号を付けて何日でなくなるかいじましいこともしています。ベランダで吸うのも近所メイワク!、ランニングする人が吸うなんて!、とママボリンケンに攻められてもいます。というワケで、440円もするものを今後も月に何個も買うかどうか、考えちゃっています...正直なところ。
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