局面に登場するZONOさん
転職するときに読んで感銘を受けた「すごいやり方」。そして、ボサノヴァユニットDAKE&ZONO。私の様々な局面に知らず知らず登場するZONO(ZONOSTYLE)さん。BLOGやTwitterでZONO STYLEとして再会したときはとてもうれしかったです。最後にお会いしたのはカエターノかもしれないなぁ...。
BLOGの記事をまとめたZONOさんの本。一般的なノウハウ本って、例えばiPadならば1/3はiPadの基本的な説明、1/3はデフォルトアプリの説明、残り1/3はビジネスに使えるiPadアプリ紹介(さわりに近い)、こんなもんです。そんなものは立ち読みで済んでしまうので、わざわざ手元に置いとくことはない。
しかし、満を持してリリースされたこの本は、考え方を教えてくれるとても貴重なものです。まずは、頭の中に散らばっているToDo。これは、いつまでにやるのではなくただぼんやりとやったほうがいいなぁ...忘れかけているかもしれない項目たちをまとめることから始まります。たぐいまれなツール(iPhone、iPad)を使ってアイディアのかけらをキャッチ~クリッピング~集約するのにクラウドサービスを利用。いつでも、どこでもそれらにアクセスできる環境とデバイスの前で何をして何が出来るか。無数にあるアプリの中から選ばれたアプリを手始めに、ZONOさんが見せてくれた世界をどのように消化するかは、貴方しだい。あとがきには、
プロフェッショナルの中にも熱のない人たちがいます。反対に、表現方法は拙くてもだれにも負けない熱を放っている素人もいます。デジタル化されたプロセスの中で、デジタル化できない「熱」ってものすごく目立つんですよね。企業や広告代理店が大枚はたいて作ったウェブサイトに熱い思いをもって書き綴る個人のブログが勝ってしまう。すごく正直でいい時代になったと私は思います。
是非、Impress Japanの紹介サイトを見て下さい。ここに、なんと序文〜第1章〜第2章が無料でDL出来る案内があります。iPadやiPhoneで見るのもよし、PDFで見るのもよし。《不可能を可能にするプロダクトは、パラダイム、すなわち世の中の仕組みを変える可能性を持っています。一度、変化が起こりはじめると、もとに戻ることはありません。どれだけ抵抗しても、いつかはそれがあたりまえの世界がやってくるのです》序文を読んで、ピンときたらamazonでポチッ。とある、とても若いエンジニアにこの本を紹介したら序文を読んだ翌日、iPadを買ってしまった。そんなうれしいニュースも昨日メールで来てしまいました。
最近思うのが、いままでの蓄積を切り崩して行くのがこれからはムズカシクなってくることを、ただ、ぼんやりと(公私共々)感じています。そのために、心と体と頭脳のフィジカルな鍛錬が必要なのではないかと。そのためのヒントがこの本に散りばめられている、と勇気付けられています。もしかして、21世紀のできるやり方なんではないかと...。
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