国内発売から二ヶ月目
今週、会社の暑気払いがありました。暑気払いは、そもそもは、薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除くことによって、暑さを打ち払うという意味から江戸時代から始まったそうです。暑気払いという言葉は私の生活になじみがあまりないのですが(そもそも大人数で騒ぎながら飲むのがあまり好きではないので)、言葉の意味を知ると「酢豆腐」の前半に長屋の連中が集まって酒を飲む話をしているのも鮮明にイメージできるようになります。考え方によっては、気障な若旦那をやり込める後半よりも、この前半の描写が夏の暑さを克明に表わしているのではないかと感じます。まぁ、昨夜の会合は、料理が貧弱だったのと幹事の仕切りが甘かったり、騒がしかったので個人的には盛り上がらなかったですナ。幹事が入社二年といえども、料理の質や飲み物、出欠の確認、会の進行等々十分に目配りを効かせないと、その程度の仕事をしているのでは?と、ママボリンケンの厳しい指摘。私もそう思います。
で、流れがグズグズになりかけた時に、指名で各自が近況を短い挨拶で話すというコーナーになりました。静かにしていた私ですが、やはり指名されてしまいました。そこで、iPadを取り出し「Appleの方から来ました。初めて見る人もいるでしょうが、このフレームの中から生まれるものは無限です。数年先、もしくは数ヵ月後に私たちの仕事に関わる部分(出版、広告、DM、物流業務)が変化すると考えます。規格に収まった仕事ではなく、フレームを創造することも是非考えてみてください...」社内の人にも何度かiPadをデモしたことがありますが、〈何かiPadによってビジネスチャンスはあるのか?〉的な質問が多いですが、iPadの世界観をイメージすることはなかなか難しいのでしょうか。
で、最近私が気にしているのが、出版とiPad
TimeならWoodWing、WIREDならInDesign CS5のDigital Publishing Platform。それぞれInDesignが絡んでいます。「Digital Publishing Platform」は今夏リリース予定。HTML5対応などまだ不明点がありますが、ようやくAdobeも本腰になってきたように思います。これまで紙媒体の資産を生かし、効率よく電子出版をリリースする。すでに、InDesignを導入しているのならこれが有効な手段となる筈です。特に、WIREDはiPadならではの見せ方も盛りだくさんですので、読むよりも見る楽しみも倍増です。そして、私が探しているのが、BLOGをiPadで最適化するツールです。ロイターのように、縦にカテゴリ、横にコンテンツ。写真や動画を盛り込んだ頁作り。どうやったらこれらが出来るのか色々調査中です。Photoshop Elementsのように手軽な価格で、印刷機能を省いた形になればいいと願っています。
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