図書館で手にした片岡義男の本二冊
「文房具を買いに」「なにを買ったの?文房具」
片岡義男といえば、70年代のサブカルチャーの出始めのころに雑誌「ワンダーランド」「宝島」でずいぶんと文章を読みました。アメリカの文化とかまったく分からなかった、少年ボリンケンに色々教えてくれた数少ない人でした。独特のレトリックを使った、取り方によっては分かりにくい文章の先にアメリカの文化を垣間見ることが出来ました。もうしばらく、読むことがなかったのですが、書いている内容が文房具ということだったので、早速読み始めました。大量生産された文房具の中に、その国の文化を知るためのテキストが目次もなく続きます。こだわりのある写真も見てて楽しいです。文房具自慢やうんちく本としてみると、およそ退屈な内容ですが、もの作りへのこだわりと自分との関係を考えながら読み進めると、
考えるためには、人は孤独であるのが、もっとも好ましい。
考えるとは、心が精神作用を営んでいく過程の、ぜんたいのだ。考える営みとは、心とその働きそのもののことだ。そして心にとって最高にクリエイティブな状態は、孤独よりも他にあり得ない。
考えるプロセスは心そのものだから、
結果としての数字を人に求める社会は、心などいらないと言い切って、
心とその動きを排除している。排除された心はどうなるのか。
自分に価値を認めなかった社会に対して、心はいずれなんらかのかたちで復讐するはずだ。
というような文章に出くわして、ちょっと驚いてしまいます。片岡義男ならiPadをどのように分析するのだろうか...ちょっと気になります。
そして、発作的に南佳孝が聴きたくなりCDを探しました。ほろ酔いで82年の「Sevenyh Avenue South」がかなり効きます。ニック・デ・カロのアレンジが心に染みます。この辺、今度まとめて書いてみたいと思います。
片岡さん、読みましたね。小説やらエッセイやら。読みやすいのやら読みにくいのやら。彼を身近に感じたのは東北道が好きな事と仙台が好き好きなこと。
「僕はプレスリーが大好き」は未だに私のバイブルです。ビートルズはつまらない。よく言った!!今はそんな風に思ってないけど、当時の私はビートルズは亜流でロケンロールの本質からは離れてるポップミュージック。ヤッパ、USAでなきゃとか思ってたわけです。それを裏付けてくれるような事言ってくれてるのだから、今風に言うと「神」でしたね。小説で好きなのは「限りなき夏Ⅰ」短編ですが良いです。ちなみにⅡは見たこと有りません。あっ「モンスターグライド」も良いです。
南さんもそうなのだけど70年代を駆け抜けた方々は良いですね。今はくだらない音楽の垂れ流し。音楽と体型だけは昔の方が良いね。
そうそう体脂肪22%まで落ちました。腹まわりも3cmダウン、体重は1kgダウン。インストラクターがタイプだと頑張りますね。その先は無いんだけどね。何せ彼女は20代。ムリムリ。
さて、お盆の帰郷をみな楽しみにしてます。
投稿情報: muzz | 2010/07/29 22:06
nzmさん!
ども、です。毎日お疲れ様です。
それにしても、中学の先輩と同じ職場で再会するというのも、なんという運命なのでしょうか。
不思議なことだらけですね...。
投稿情報: Borinquen | 2010/07/28 05:20
CHIKAさん!
はじめまして。
そういえば、南佳孝のライブ何度か見たことあります。ギター一本で出てきて、
数曲演ったあと、バックが付いて(確かティンパン)、今考えるとちょっと
贅沢な感じでした。
CHIKAさんはどんなラテンがお好きですか?今私は、グルーポ・ニーチェの
100曲セットを入手して、そればかり聴いています。
投稿情報: Borinquen | 2010/07/28 05:18
ボリンケンさん。
本日はブログのご紹介ありがとうございました。
早速、拝読しました。
読み応えがあって、どんどん遡って読ませて頂きました。
写真がとってもお上手ですね!素人ではないような感じが・・・。
これからも、更新楽しみにしております。
投稿情報: nzm | 2010/07/27 23:14
ボリンケンさん初めまして。
CHIKAと申します。
1年半ほど前、ラテン音楽の検索からこちらに初めて訪れ、
ボリンケンさんの素敵な文章と写真に魅了されました。
それから毎回楽しみに拝見しております。
今日は「あっ!」と、思わず声を上げてしまいました。
片岡義男、そしてなにより大好きな南佳孝!
同級生がたのきんトリオにお熱をあげている中学生の頃、
都会的で、大人の世界を垣間見ているようで、夢中になっていたのが彼でした。
これからボリンケンさんが、どんな事を書いてくださるのか、とても楽しみにしております。
投稿情報: CHIKA | 2010/07/27 11:32