2007年に四人組でデビュー、キム・ソンヒが脱退。公開オーディションで、ク・ハラとカン・ジオンが選ばれ再デビュー。初めて音楽番組で「Honey」が一位を取った瞬間の映像(2009/3)もYouTubeにUPされています。私がKARAの曲で一番先に覚えたのがこの曲でした。ドリーミングなイントロとスキャット。一転してボトムを強調したビートが展開され、極めつけは「Oh baby honey honey honey」と繰り返されるキャッチなサビ。少女っぽいコケティッシュなコスチュームにも心惹かれるものがありました。韓国の音楽番組で、様々な基準で(CD売上、電話リサーチ、HP投票、モバイル投票)採点されて、両者のカウントアップを表示するのが新鮮でした。見ているほうも、本人たちもドキドキ。受賞の瞬間に感極まって涙も分かるような気がします。勿論、新曲「Lupin」も各音楽番組で一位受賞。一年前とは違い堂々としたものです。
1978年の日本の音楽番組
例えば、MNETの音楽番組をぼんやりと見ていると、韓国の音楽番組はまるで35年ぐらい前の日本の音楽番組を思い出させます。ヒロミ、ゴロー、ヒデキの全盛期でプロモーションはもっぱらTV出演だった頃です。いつのまにか、自らアーティストと呼び、プロモーションはPVでという時代には、想像できないほど遠い世界のようです。井上順や玉置浩が司会。シングル盤が中心だった時代。
当時は、ダウン・トゥー・アースなロックに傾倒していたのでまったく眼中になかったんですが、ゴローのこの曲。今、聴くとウキウキするようなリズムとバックと共に、どこか切なく歌い上げる姿がとてもセクシー。フィギアの高橋大輔やサルサエロティカ=歌謡サルサのエディ・サンティアゴを彷彿させます。特に、転調するところや足を横にスライドさせるステップ、つややかな顔と長い髪。今の嵐にも参考にして欲しいとか考えちゃいます。町のレコード屋がなくなり大手チェーン店でマーケティングされて流通する音楽には、出来ないふれあいだったのでしょうか...。
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