原ゼンジ 夢遊する現実

月に二回はMTGで訪れる西新宿三井ビル。ちょっと早めに行ける時に立ち寄るのが、館内になるエプソンのショールーム（epSITE）。定期的に写真家の展示をやっていて、しばし静かな時間を過ごしています。今は、「上原ゼンジ 夢遊する現実」（〜1/18）をやっています。余り詳しくないのですが、上原ゼンジさんの写真はとてもチャーミングです。レンズの前に水晶や魚眼レンズを付けたり（手作りっぽい）、ほうずきの写真の色を反転させると鮮やかなブルーになるとか、ハッとする写真もたくさんありました。覗き窓にiPhoneを押し当てて写真を撮ってみました。

見たままの風景、今朝のように段々と重なり合うような雲の隙間から太陽が覗けてあたかも膨らんでいるように見える、のもいいですが、見慣れた日常がちょっと歪んだり見えるのも魅力ですね。ヒチコックの『見知らぬ乗客』で女性が首を絞められてその眼鏡が地面に落ち、そのレンズに観覧車が歪んで映る。エロティックでフェチな感覚。そういうのも私の好みです。