レイトショー
ストーンズの映画を観てきました。スコセッシがどのようにストーンズを料理するのか、またストーンズがどの位現役感を出しているのか...もろもろ気になっていました。セットが気に入らない、セットリストが決まらない(教えてくれない)とカメラポジションが決められない、一曲目は誰を狙って撮るのか等ストーンズとスコセッシ間で緊張感のあるやりとりに観ている方もハラハラ。
Jumping Jack Flash
これだけで持っていかれましたね。流石に声量は衰えたけどあのミックダンスも含めてバンドをぐいぐいひっぱていくミック、ソリッドなリフを決めまくるキース、いつも楽しそうなロニー、的確なリズムで要となるチャーリー・ワッツのドラム。まだまだ、現役ですね、奴ら。カチっとしたサウンドよりも、リズムをどっしりとさせて気ままにギターのリフを入れていくスタイルがストーンズらしいと再認識しました。
60年代の甘酸っぱいのも好きですが、個人的には『Let It Bleet』『Sticky Fingers』『Exile On Main Street』あたりがもっとも好きですので、その頃の曲を演ると盛り上がりました。盛り上がるといえば、レイトショーにかかわらずほぼ満席の館内。あざとい雑誌「大人のロック」を立ち読みしたり、同じアルバムを紙ジャケだから、SHM-CDだからといって買い換えたりしている層。グループで来て曲会わせて拳を振り上げたり。ちょっとしたコンサートの雰囲気。始まりと終わりに拍手なんかしたりして。
個人的な、見どころはやはりキースのギター。ギターがアップされると音量が上がる憎い演出もあります。「As Tears Go By」「You Got A Silver」が聴けたのが嬉しかったなぁ。そうそう、ブロンディー・チャップリンやボビー・キースも元気にサポートしていて嬉しさも倍増です。
六本木では今年一杯終日上映、都内各所では12/18頃までレイトショーなので、もう一回観ようかな。年の瀬、レイトショーの前は忘年会の二次会に向かう人で忙しなく、レイトショーが終わると人がまばらで寂しげな銀座の街を歩くのも悪くない。
コメント
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