読書の秋って、今は誰も言わないのかな
気になる本は、書店やamazonで都度購入していたら大変なので、もっぱら図書館の利用となっています。借りたはいいが、まだ読みきっていない本が山になっています。音楽関係がほとんどですが、聴きながらその音楽の作られた背景を想像するのも楽しみです。本音を言えば、そのミュージシャンの人柄とかではなくスタジオで行われていた出来事を克明に記した方が好きです。そういった意味では、パティやクラプトンの伝記は物足りなかったですね。
『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』はその重量も内容も迫力あります。『〜1001枚』は1001のセレクト具合と私が感じていることとのズレを楽しみながら読んでいます。年別にロックを中心とした内容ですが、ルベン・ブラデス&ウィリー・コロンの『Siembra』も紹介されています。このアルバムの記述内容は疑問ですが、アルバムの影響が大きかったんだナァと実感。まぁ、私の興味のあるのは75年位までなのでそれ以降は飛ばし読みです。マイルスなら『マイルスを聴け』(つい最近改訂版が出た)になりますが、『M/D』は東大の講義をまとめた学術的な記載が新たな発見です。この位のボリュームで『サルサ・ファニアの時代』なんて本読んでみたいですが、無理でしょうね...。
そうそう、こんなボックスも出ているんですね。『Kind Of Blue』の50周年記念ボックス。乱発されたマイルス・ボックスで悪評の高いシリーズですが、こんな手もあったのか!と苦笑いしてしまいそうな内容です。勿論余裕があれば手が出ますが、アウトテイク含む完全版はブートでライナーは『カインド・オブ・ブルーの真実』を読めば事足りてしまうのでパスしたい感じです。そんなところで、ブートを聴きながら『カインド・オブ・ブルーの真実』を再読している今日この頃です。
今度、漱石と三島じっくりは読んでおきたいとも思っていますが、いつのことになるのかなぁ...。
コメント
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