ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス
古い友人に誘われハリー細野&ザ・ワールド・シャイネスのライブに行ってきました(横浜サムズアップ)。チケットの手配や案内、『FLYING SAUCER 1947』まで貸してくれて感謝です。なんと、30年振りに歌い始めた細野さんですが、ライブハウスで身近に姿を見られたし、曲の説明を含めたMCやバンドとのやりとりを見ていると、なんかスゴイ場所にいるんだなぁと、ヒシヒシ感じ入ってしまいました。
細野さんって、そうだなぁ...『Tropical Dandy』(1975)の頃までは熱心に追いかけていました。はっぴいえんど~キャラメルママ~ティンパンの頃って、似たような音楽が好きだったせいか共感できることも多かったです。でも、私自身がラテン音楽にハマッテしまった75年以降は、新譜が出ても熱心に聴くこともなく、YMOもラジオでは聴いていましたが、アルバムを買うまで行かなかったのが正直なところ。
でも、熱心なファンの友人に、近況を聞いたりするとやはり気になる人で、細野さんって。Harry&Mac(細野&久保田麻琴)名義の『Road to Louisiana』(1999)も充分に堪能しましたし、遅ればせながら『泰安洋行』(1976)の素晴らしさを知ることになりました。そして、今年の『FLYING SAUCER 1947』はさらにスゴイ事になっているんだなぁと実感出来ます。カントリーと言いつつ、おそらくカントリーと言い方でオブラートに包んだ新しいサウンドを作っているのではないかと思います。含蓄のあるMCでも触れていましたが、この様なサウンドは他に演っている人いないんではないかと思います。
ライブで気になったのは、音響的スティールギターが印象的な高田漣とちょっと一目惚れのコシミハルの姿。そして、アンコールで思わぬ「ろっか・ばい・まい・べいびい」が聴けて嬉しかったなぁ。今年も残り少なくなったこの時期に素晴らしいライブを経験できて幸せな夜でした。
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