吉祥寺編
ボニー・レイトの2ndとボビー・チャールズのソロをきっかけにヴェアズビル・サウンドにぞっこんだった72年頃に頻繁に行っていたのが吉祥寺の芽瑠璃堂。狭い間口を入ると左右にレコード棚、壁にはおすすめのレコードが並べられ、奥に店員さんとレジ。通路は極端に狭くすれ違うのが困難な程。仙台在住の高校時代は何かと理由づけして上京、大学は芽瑠璃堂があるために選び、吉祥寺に住む。時間があれば(というか通学時に)レコード漁りの日々。
ピーター・ゴールウェイのソロ、オハイオ・ノックスなど見つけたときには狂喜乱舞。しかも、カット盤で安価。当時の個人的貨幣基準がLPが1枚買える2,000円だったことも思い出して苦笑い。なにせ、ネットもない時代、レコードに付いているPOPや店員さんのアドバイス+ジャケ買い+クレジットを舐めるように読んで、吟味に吟味を重ねてレコードを選んでいた。
渋谷編
確か吉祥寺は74年のオープン。渋谷は少しあとのオープン。恵比寿に向かう山手線沿いの古いビル。確か2Fで3Fもあったかどうかはちょっと思い出せない。吉祥寺よりも広い店内には宝物のようにレコードがあった。レコード独特の匂いに包まれながら、レコードをパタパタ引き出しながらあーでもないこうでもないと飽きもせずに繰り返していた。
75年以降サルサに傾いていたので、それ以降は渋谷で探すことが多かったかな。今、急に思い出したけど、吉祥寺の店員さんが来ていたLeeのオーバーオール(ストライブ)を真似したりして、今思うと赤面。そうそう、芽瑠璃堂渋谷から山手線沿いの細道を恵比寿方面に向かうと大学の同級生の豆腐屋があったけど、今頃どうしているのだろうか。
40年ぶりに坂戸に復活しているけどちょっと行ってみたいナ。
■芽瑠璃堂 坂戸店
https://merurido.jimdosite.com
コメント
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