今年初の13日の金曜日に何が起こるか
なんと、杉大門通りを下るあたりからいい匂いが漂ってきて思わず小走り。9:22着11番目。はてどんな悪魔味になるのかと開店前から色々と想像し、100がいいのか下品がいいのか悪魔するか迷うに迷う待ち時間の自分自身がいじらしいほど。
100の大盛り
煮干しを取りに倉庫へ行きつつ、
いやぁウマすぎるなこれは
後で俺も食うからな
中村主水は途中からなんだよな
と家元。それなら、いきなり悪魔ではなく100にした。スープを一口。昨日の切れ味が鳴りを潜め惹きつけるようにマイルド。牡蠣とがんこ風味が渾然とそれでいて緻密に出逢う様子がたまらない。熱々を二口三口と繰り返しため息ばかり。麺を絡めじっくりと味わうと恐るべき陶酔力と親愛の情。
悪魔はこのスープにはもったいない
と悪魔の注文を制し下品を勧める家元。下品が龍角散になるのは何故?とブルブルしたが尋ねるのを忘れてしまった。2/3ほど食べた後に私も下品。レンゲに半分悪魔だれを入れ試し、もう半分入れ下品にすると、マイルド味に何かが起き、このリアルな表情の変化にいままで味わうことのない世界が舌の上で広がるまさかの展開。
自然のなりゆきを超える無敵に微笑む新型チャーシューも今日は二枚と完成度も極め、いやぁ~、今日もマイッたなぁ、ヤラれたなぁ…と重ねてしみじみ。
食べ終わると全身にびっしりと汗、立ち上がるとクラクラ。なんでも厨房は37℃超え。帰りに扉を全開にしながら、今日もありがとうと挨拶。やっぱり、スゴイな。家元も納得の変幻自在な一杯のラーメンに今日も幾度も翻弄されてしまった。
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