初沖蜆
なんでも桑名では蛤と一緒に獲れるが量が少なく漁師のまかないにとどまっていたらしい。大きさは蛤と同格でシジミの風味が凝縮されて濃厚。そんな幻の沖蜆(おきしじみ)のスペシャルとあっては、日曜日の休息や細かい用事も全てすっ飛ばして四谷荒木町へ。開店直前到着で35番目。すぐさま開店。開店前のしめやかな姿も見ることに。
匂い立つ沖蜆が鼻をくすぐる
熱々のスープを一口すると、ああ、もぉ、たまらない。大好きな貝類の潮騒や引いては返す波のように心も振り動かす香り。鼻をくすぐり、口内で踊り、パァッと広がる鼓動。思わず「ウマイなぁ~」とため息。
麺を引き上げてほどよく絡めて一口頬張るとさらに匂い立つ沖蜆。ちょっと休んでスープを一口。いつか蛤スペシャルでとことんまでウマさに追い詰められたことをも思い出して前のめりに悶絶。家元が作る貝のスペシャルはどうしても、もう一度食べたかっただけにうれしさもひとしお。
んもぉ、家元ったら...
貝類は鉄板です♪
例え、 ・似たり貝であったとしても旨い♪
(解らない方は年配者に聞いて下さい) ムフフ… 、
思わずニヤリとしてしまいました。
ピンポイントで四谷荒木町
店で並んで待っていてどちらかと暗い場所にいたものだから、帰りの明海大学キャンパスで仰ぎ見た青空が眩しい。花が咲いて若葉が茂り紅く色づき落葉。年が明ける頃にはほんのりと蕾が顔を出してくる。月日の流れはたゆまぬようで常に残酷だ。
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