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実は改装前の青山紀伊国屋以来のお付き合いの花田
つつじヶ丘柴崎亭の帰り、そのまま帰るのももったいないし、オフィシャルなTwitterで詳細されていたうつわの展示の最終日とあって、いつもの花田へ。花田は千鳥ヶ淵で桜を見た後に必ず寄り、その後神田まつやというのが春のコース。それ以外にも折にふれのぞいて見たくなるお店です。おいしい和食とお酒に合う美しくも身近がうつわに触れるならここと決めています。
雪ノ浦裕一さんの出会い
ショーウィンドウに艶やかな大皿。これに惹かれて店内へ、さらに案内されて二階には雪ノ浦裕一さんの作品がズラリと並べられていました。《野趣と洗練がテーマで岩手県内で採れる原料を主体に、その素材を生かした造形と日常生活の中に潤いを与える器を作っています》と紹介されていて気になったのが《りんごの樹の灰を使っている》という点です。一関に住んでいる叔母に教えてもらった「大文字りんご」も岩手県平泉。雪ノ浦裕一さんは盛岡で活動している作家。
まるで今にも動きそうな青や緑の結晶。奥深い森林の中にぽつんとある小さな湖の静寂な波紋のよう。手にとって光具合を変えながら眺めているだけで穏やかな気持になってきます。ここに何を置いたらきれいに=おいしく見えるかな、これにはどんな組み合わせがいいのだろうか、青系が多いので緑系にしようか。色々と迷い親切な店員さんにサポートいただき、長皿と小鉢を選びました。
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バーニャカウダと昆布じめと里芋
色とりどりの大根とカブ。素材のおいしさそのままで食べたいのでバーニャカウダ。横に並べて野菜とお皿の色どりも楽しむ。一晩置いた昆布じめは、山葵に茅乃舎さんの出汁塩を軽く混ぜたのをほんの少しつけたり、すりゴマを付けたりして味わう。里芋は鶏そぼろで。バーニャカウダや里芋は小鉢に縁が付いているのでお箸が使いやすい。
次回は、マザー牧場のトマト狩りしてきたトマトでカプレーゼも愉しみみたいな。
■暮らしのうつわ 花田
http://www.utsuwa-hanada.jp/SHOP/131202/128242/list.html
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