深川一丁目
とにかくラーメンが大好きで毎日食べたい店主が、研究に研究を重ねて…と。そんな思いにあふれるラーメン。隅から隅までこだわりぬいたと思われる、それでいてさりげない佇まい。地下鉄東西線門前仲町駅を降りて、清澄通りを北上、葛西橋通りを右折。住所は深川一丁目。鬼平犯科帳の何度も舞台にも登場する場所。もちろん、当時の面影があるわけではないのですが、日差しは厳しいけど時折吹き抜ける風がどことなく風情すらも感じさせます。
ラーメンへの愛情が一杯
やや少なめで、ややぬるめのスープ。何故だろうか…と思いながら一口。二口目から端正な豚骨魚介スープと味わい思わずニンマリ。やや太めのストレート麺がほどよく絡み、のどこしもいい。チャーシューはホロリ、メンマはシコシコ。
でも、あくまでも主役はスープと麺。この離れられないほどのコンビネーションは、もしかしてご夫婦のそれではないかと、気が付いた時に、もう一度味わいたくなってたまらないほど。とても誠実な笑顔に送られてお店を出る時に、ラーメンへの愛情を胸いっぱいに感じました。
■こうかいぼう
東京都江東区深川2-13-10
定休日:水曜・日曜
コメント
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