« 散る 花のところは 春ながら 雪ぞ降りつつ 消えがてにする (古今和歌集 承均法師) | メイン | 靖国通りを東に向かって、田安門、九段下。俎橋を渡って神保町にでまして、駿河台下から小川町、そして須田町の神田まつやへ 少しくたびれたけどぬる燗といつもの鴨南蛮の大盛り »
花曇りの千鳥ヶ淵と靖国神社の桜同じ道すがらを毎年重ねて、今年もここに来ることができたなぁと安堵にも似た無常感。思ったほど人出が多くなく、ゆったりと散りゆく桜花を眺めることができました。朝日をいっぱいに受け晴れがましく咲き誇る桜の姿も大好きですが、散ってさえ何かを伝えようとする姿にも心惹かれてしまいます。
深く沈んだ色の水面に浮かぶ、それでいても艶やかな桜色帯を、ボートや鴨や鯉が水尾を引く。時としてとどまらない光の交差が生む深遠に胸騒ぎ。
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