心静かに浸透しているマリア・カラス愛
色々思うことがあって迷える時にマリア・カラスの声がそっと手を差し伸べてくれる毎日。マリーヌ・ヴァクトをきっかけとしてフランス女優の事を語り合っていたらファニー・アルダンの事を思い出し、「永遠のマリア・カラス」を明け方に。晩年のマリア・カラスがテーマですが、ファニー・アルダンがまるでマリア・カラスのように思えてくるほど。
ヴィスコンティの助監督を経て、マリア・カラスの舞台演出も手がけていたフランコ・ゼフィレッリ監督は、1955年スカラ座のロッシーニ「イタリアのトルコ人」から始まり「椿姫」「トスカ」「ノルマ」とマリア・カラスの有名な舞台を演出。その後「トスカ」の映画企画で仲違いしてしまったが、この映画はその企画の再演のようです。
愛をこめて丁寧に描く映像はスキャンダラスな側面を押さえて幻の世界へ。当時を再現したシャネルの服もため息がでそうなほどファニー・アルダンに似合ってましたし、ファニー・アルダンにしか出来なかったのではないかと思います。
次の週末は晩年のトリュフォーとの「隣の女」「日曜日が待ち遠しい」でファニー・アルダンと再会したい。
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